先日ですが、宮城県東松島市の震災瓦礫の選別作業の様子がテレビのローカルニュースに流れてました。

東松島市では311の震災から2年半を経てもなお、手作業による瓦礫の選別作業が続いております。

震災により仕事を失った人たちのための雇用対策でもあるのですが、それにしてもかなりの重労働です。

作業をしている人は主に、震災で仕事や家、家族を失った、地元のおばちゃんたち。
60代、70代のおばあちゃんも珍しくありません。









上の写真はまだ寒い時期のものだと思いますが、おばちゃんたちは8月の炎天下でも、同じように防塵マスクにヘルメット、長袖といういでたちで、しかも地面には鉄板がしきつめられているような過酷な条件下で、猛暑のなか、もくもくと作業をしているのです。

自分なら1時間ももたないような気がします^^;

先日のニュースではおばちゃんのインタビューも流れていたのですが、おばちゃんはこんなことを言ってました。。。

「前によそから来た人に汚い仕事ですねと言われたけど、瓦礫ったって津波に流されただけで元は大事なものばかりだもん。汚いことなんか全然ないよ」

「震災直後の食べ物もないわ物買うお金もないわ、ってあんときのことを思えば、ここは天国だぁ」


しかしこの瓦礫選別作業も今年12月で終了の予定だそうで、その後の生活の不安も語っておられました。
この歳になるともう他に仕事はないだろうと。。。


普段、仕事のことや日常の些細なことでもブーブー言ってる自分が恥ずかしく思えてきました^^;