6月中旬、仕事で松島に行ったついでに、足を伸ばして東松島市に行きました。

東松島市は、観光名所の松島町に隣接する市で、2005年に鳴瀬町と矢本町の合併により誕生しました。
旧鳴瀬町には野蒜(のびる)海岸という県内有数の海水浴場や、隠れた名所の「奥松島」があり、風光明媚でのんびりとした長閑な町でした。

我輩も好きな町の一つでした。なんというか、派手さはないのですが、長閑でのんびりとした佇まいが、郷愁を誘ってくれたもんです。

その町も、津波で壊滅的な被害を受けております。
震災直後より、現地の映像や写真を何度も見ておりましたが、やはり自分の目で見てみたいと、ずっと思ってました。。。


これでもかなり片付いたようです。

広大な松林もほぼすべてなぎ倒されてました。

仙台を石巻を結ぶJR仙石線の野蒜駅は、未だにこんなです。。。
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復旧までにはもうしばらくかかりそうです。

野蒜海岸より4~500mほどの距離にある鳴瀬第二中学校です。
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地震でなのか津波でなのか分かりませんが、道路がこんな風に陥没してます。

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震災当日は卒業式だったらしいです。。。

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校舎の基礎もえぐりとられてました。

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これは何か分かりますか。。。
上の方で水が溜まっているのがプールです。
プールのコンクリートの囲いが破壊されて、プールの容器
(こういう言い方でいいのか分かりませんが)の底が見えてるんです。
こんな物は見たことありません。地震の揺れだけではこんなにはならないでしょうから、津波にえぐりとられたのだと思います。恐ろしい破壊力です。

この地で我輩の友人が一人亡くなってます。
たまたま帰省した折に、ご家族全員が津波に飲まれて亡くなったそうです。
それもあって、どうしても行きたかったんです。
ようやくお花とお線香をあげることができました。


帰途、松島の方まで戻る道中、下校途中の小学生の列を見かけましたが、元気いっぱいの様子でした。
こわばった心も、子供の笑顔を見るとほぐされていきます(^^)

松島では観光遊覧船が再開してます。

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