『物語のつづき』



その日の夕方、おやじに『手術を受ける』旨を伝えに、実家に電話をした。



「もしもし、高幸だけど。」



「おぉ何だ?」



「手術の話だけど、受ける事にしたわ。」

「おふくろからも電話があってねぇ、里奈姉ちゃんからオレの事が伝わったみたいだわ。」



「そうか。」

「まぁ、原因分かるまで徹底的に調べてもらえ!」



気持ち、おやじの声が明るく感じた気がした。



「そうだね。」

「また、手術日決まったら説明聞きに、おやじ病院来ないといけないから、決まったら電話するわ。」



「はいはい。」



「じゃあね。」






数日後、手術日が決定する。



10月29日。



そして、説明は2日前の27日に呼吸器外科の外来で、おやじと2人で聞く事になる。


そこまでの決定をおやじに電話すると、おふくろの容態が安定した為、偶然にも27日に退院するらしい。


これには嬉しくもあり驚いたが、おやじはどうするんだろうと素朴な疑問が浮かんだ。



「おやじ、どうするの?」



「お前の所の話昼からだろ?それ行ってから、おっ母の所行くから大丈夫だわ。」



「それならいいけど。」



相変わらず、おやじには苦労させてしまう事が、申し訳ない。






そして27日。



おやじがボクの病室へやって来た。



「ふぅ~。」

ボクの顔を見ると、軽く微笑んで大きく息を吐いた。



「お疲れさま。」



「ここに来るだけで疲れちゃうわ。」



看護師におやじが来た事を伝えると、『1階の呼吸器外科外来に行って下さいね。』と促され、おやじと2人でゆっくり向かった。