『物語のつづき』



ボクは、一息ついたあと1階の売店に飲み物を買いに行った。



そのついでに、中庭に出て実家に検査が終わった事を電話で言う。



おふくろは『今度はガンの心配』と、心を休ませる暇がない。



結果は約1週間後で、分かったらまた連絡すると伝え、電話を切った。



部屋に戻ると、ちょうど主治医がやってきて感想を聞いてきた。



「お疲れ様でした。どうでした?」



笑顔で話す。



「スゴかったですよ。セレブとかあったり。」



「夕食どこか行って来ました?」



「えぇ。『餃子の王将』行って来ましたゎ。薬も飲みましたよ。」



「そうですか。」

「結果出るのが1週間位かかるんで、それで何か発見があればいいんですけどね。」



「そうですね。」



「待ってて下さい。」



『期待を持ちましょうね』って顔を見せ、主治医は部屋を出た。






結果を待つ間、新たな検査や治療の動きはなく、時間が沢山できた。



その時間を使って、自分なりのリハビリに励む。



そう言っても、ただの散歩なんだけど『必ず人の居る所にして下さいね』と言う条件で、完全な『放牧』は無理らしい。



その結果、コースは決まって1階角のの売店スタートで、時間外入口まで直進して右折。


内科外来受付まで行き右折。


自動販売機コーナーを過ぎて総合受付まで直進。



総合受付まで来ると、エントランスにつながり陽も射して拓けている。



最後はエントランスを右折して、売店まで直進。



この右周りコースを毎日歩いていた。



外来に来ていた人たちは、軽くツラい顔をしながらぐるぐる廻ってるボクを見て『何してるんだろう』って思った事だろう。



ただ、調子良くて3周が限界だった。