『物語のつづき』
翌日の昼少し前に、昨日の『関取(親戚)』が携帯の充電器とビニール袋を持ってやってきた。
「はい。持ってきたよ。あと、これも退屈しのぎに。」
渡してくれたのは、10冊の小説だった。
昨日、会話の中でボクが、ダン・ブラウンの小説を何冊か読んで面白かったって言ったから、家にある小説を持って来てくれたんだ。
「おっ!ありがと。これだけ有れば時間潰せるな。」
「でしょ。」
「じゃ、行くわ。何か入る様だったら電話してね。」
「わかった。ありがと。」
親戚が帰った後、昼食を挟み、すぐに持ってきてくれた小説を読み出す。
海外の小説を翻訳した作品で、内容は、旅客機墜落の原因を探るミステリー。
読み進めていると、看護師が『検査が入ったんで、今から行きましょう』と、ボクを連れにきた。
「何の検査です?」
「うんとねぇ、アイソトープ」
「アイソトープ?」
「ん~レントゲンとか、CTみたいな感じかな?やる前に注射打って、30分位横になって検査するんです。」
アイソトープ検査は、微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を含む薬を静脈注射すると、薬が目的臓器に集積し、その薬から放出される微量な放射線を専用の装置で検出して画像にする検査。
「へ~。初めてですゎ。」
いつもの様に車椅子に乗せてある酸素ボンベにチューブを付け替え、相棒を両手で持ち移動する。
1階のアイソトープ専用の部屋に入ると、部屋は広く空間があり、機械が一つと少し離れて、デスクにノートパソコンが置かれている。
ボクは機械の台に案内され、横になる。
検査技師が、注射器を持ってきてボクの右手に刺し、薬を注入していく。
注射が終わると、32インチのブラウン管TV位あるBOX型の装置がゆっくり下り始め、ボクの顔から10cm無い位まで接近し止まった。
デスクに座った技師がノートパソコンで操作すると、BOXが右に円を描く様にゆっくり動き出す。
ボクの真横まで来ると元の位置に戻り、技師の操作で次は左に動く。
それが終わると、最後にボクの身体を中心にしてBOXが一周し撮影して検査は終了した。
体力面での疲労は無かったが、かかった時間賞味1時間、動かずじっとしてる事が眠気を誘い一瞬眠ってしまった。
しばらくして看護師が迎えに来てくれて部屋に戻る。
部屋に戻ってTVを点けると、再放送でドラマがやっていた。
不思議と救命救急や難病のドラマがこの時期に幾つも重なり、全ての内容が自分にリンクし、主人公やドラマに感情移入してしまい涙か込み上げて来る。
タイミングが良すぎるよ。
涙を見られるのが恥ずかしいから、堪えるのに必死だった。
翌日の昼少し前に、昨日の『関取(親戚)』が携帯の充電器とビニール袋を持ってやってきた。
「はい。持ってきたよ。あと、これも退屈しのぎに。」
渡してくれたのは、10冊の小説だった。
昨日、会話の中でボクが、ダン・ブラウンの小説を何冊か読んで面白かったって言ったから、家にある小説を持って来てくれたんだ。
「おっ!ありがと。これだけ有れば時間潰せるな。」
「でしょ。」
「じゃ、行くわ。何か入る様だったら電話してね。」
「わかった。ありがと。」
親戚が帰った後、昼食を挟み、すぐに持ってきてくれた小説を読み出す。
海外の小説を翻訳した作品で、内容は、旅客機墜落の原因を探るミステリー。
読み進めていると、看護師が『検査が入ったんで、今から行きましょう』と、ボクを連れにきた。
「何の検査です?」
「うんとねぇ、アイソトープ」
「アイソトープ?」
「ん~レントゲンとか、CTみたいな感じかな?やる前に注射打って、30分位横になって検査するんです。」
アイソトープ検査は、微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を含む薬を静脈注射すると、薬が目的臓器に集積し、その薬から放出される微量な放射線を専用の装置で検出して画像にする検査。
「へ~。初めてですゎ。」
いつもの様に車椅子に乗せてある酸素ボンベにチューブを付け替え、相棒を両手で持ち移動する。
1階のアイソトープ専用の部屋に入ると、部屋は広く空間があり、機械が一つと少し離れて、デスクにノートパソコンが置かれている。
ボクは機械の台に案内され、横になる。
検査技師が、注射器を持ってきてボクの右手に刺し、薬を注入していく。
注射が終わると、32インチのブラウン管TV位あるBOX型の装置がゆっくり下り始め、ボクの顔から10cm無い位まで接近し止まった。
デスクに座った技師がノートパソコンで操作すると、BOXが右に円を描く様にゆっくり動き出す。
ボクの真横まで来ると元の位置に戻り、技師の操作で次は左に動く。
それが終わると、最後にボクの身体を中心にしてBOXが一周し撮影して検査は終了した。
体力面での疲労は無かったが、かかった時間賞味1時間、動かずじっとしてる事が眠気を誘い一瞬眠ってしまった。
しばらくして看護師が迎えに来てくれて部屋に戻る。
部屋に戻ってTVを点けると、再放送でドラマがやっていた。
不思議と救命救急や難病のドラマがこの時期に幾つも重なり、全ての内容が自分にリンクし、主人公やドラマに感情移入してしまい涙か込み上げて来る。
タイミングが良すぎるよ。
涙を見られるのが恥ずかしいから、堪えるのに必死だった。