おやじは、集中治療室へ戻るとボクの横に座る。
もう、そこが定位置になっているようだ。
何時目覚めるか分からないボクを、ただ見つめ
じっとしている。
本来ならば、今頃船に乗り漁へ出てバリバリ元気に
働いているはずだ。
そして、漁から帰れば数匹の魚を家に持ち帰り、
ご近所さんに御裾分け。
その頃には風呂の準備が整えてあり、おやじは
風呂へ直行して、身体の汚れと漁の疲れを落とす。
おふくろは、おやじが風呂に入っている間に魚を調理し、
夕食の準備に取り掛かる。
長風呂から出る頃には、居間に夕食が並べられている。
「ふ~。」と大きく息を吐き、一段落した表情をして
毎晩欠かさない焼酎で晩酌を始める。
そして大好きなバラエティーを観ながら、ひとりで大騒ぎしている。
しかも近所中に響くほどの大声で。
そんな、日常を送っているのに・・・。
それが、今はどうだ。
顔も少しやつれて元気も無く、途方に暮れるとは
こう言う事を言ってるんだろうか、と思える様な表情をしている。
主治医から少し光の見える言葉を頂いても、
事実ボクはまだ目覚めた訳じゃなく、闇に沈んでいる。
その姿を見ると、やはり不安になってしまうんだ。
どこまでボクは、親不孝者なんだろう。
どこまで、悲しませるんだろう。
そして、今日も一日が終わっていく。
~PS.いつも訪問してくれるみなさまへ~
昨日は、スミマセンでした。
そしてコメントやペタ、メッセージを頂きましてありがとうございます。
体調は、まだ優れませんが大丈夫なので更新を続けます。