救急車が病院へ到着。
すぐに医師と、看護師が駆けつける。
「病院着きましたよ!頑張ってくださいね。」
救急外来処置室に運ばれ、ボクはストレッチャーから移される。
「1・2・3!」
医師達が何かしゃべってる。
意識が遠くなる中、かすかに聞こえてきた。
「心電図とエコー採るよ。急いで!」
「・・・マズいな。」
その間、僕は呼吸を荒げ必死に息をしようとしてる。
処置台の上に乗っかりもがいてる様は、まな板の上の魚の様に
何かされるのを待つだけだった。
医師や看護師が、僕から離れてる時間がすごく長く感じた。
なんで、こんなに苦しんでるのに何もしてくれないんだろう?
おそらく、レントゲン・心電図・エコー他にも採ったデータから
原因を探してたんだろう・・・
でも本当に、もう限界・・・。
ダメだ、このまま死んじゃう訳にはいかない。
まだ、親孝行できてないし・・・。
走馬灯の様に振り返るっていうけど、僕はやり残した事?だけが
脳裏を駆け巡った。
「・・・あかん!・・・速く(治療)して!」
その言葉を残し、意識が完全に薄れていく。
「岡田さん!岡田さん!頑張って!」
医師が、僕に向かって叫ぶ。
心電図モニターの波と数値が下がっていく。
そして、まぶたの裏?脳の中?で、昔あったブラウン管TVのスイッチを
切った時の様に、一瞬小さく光ってすぐ真っ暗になった。