子どもにとって、車の助手席は特別な意味合いがあると思っている。

 

唯一、運転手の隣の席

 

子どもが車に乗る時の運転手は大抵が親だから、我が子達は、親の隣である助手席に乗りたがる。

 

私自身、子どもの頃に姉と助手席争いをしていた記憶があるから、「助手席に乗りたい」気持ちはよくわかる。

 

普段なら、親を真ん中にして両隣が叶うが、車ではそうはいかないから、助手席は特別な席になる。

 

赤ちゃんの頃は【運転席の後ろが一番安全】ということで、子どもを乗せるのは後部座席一択だった。

 

今だって、安全の定義は変わりないのだが、我が子の成長と共にチャイルドシートからこのようなジュニアシートに移行した時、

 

簡単に載せ替えができるということで、子ども一人と車に乗る時に「隣に乗ってみる?」と、つい声をかけてしまった。

 

今まで、なんとなく【助手席は大人が座る席】だと思っていた我が子達は「座ってもいいの?」と目を輝かせた。

 

今思えば、この提案をしなければ…という感じだが、後の祭りだ。

 

こうして、子ども一人と乗る時は、助手席に座らせるのが定番になった。

 

が、子どもとしては、いつだって助手席に乗りたい。

 

二人いる時も、一方が「前(=助手席)に乗りたい」と言い出した。

 

すると、当然もう一方も「自分も!」となってケンカが始まる。

 

「やってしまった」と思ったが、自分が蒔いた種だ。

 

それなら「乗るたびに前に乗る人を変えよう、順番ね」ということにしたが、乗っている時間が違う(さっきのほうが長かった)等と文句が出始めたため、順番乗りは即廃止に。

 

【二人乗る時は、助手席は使わない】【二人並んで後部座席に乗る】

 

これが我が家のルールとなった。

 

まぁ、「どこの家庭もこんなもんでしょ」と思っていたのだが、幼稚園の送迎で見かける他の家庭は、そうとも限らないことに気付いた。

 

【兄弟姉妹のどちらかが助手席】で固定されている場合が多々あるのだ。

 

私からすれば、ケンカにならないのが信じられない状況だ。

 

不思議すぎたため、ママ友に話を聞くと、「上の子が前、下の子が後ろって決まってるから、何も思わないみたい」と言っていた。

 

なるほど、我が子が最初【助手席は大人が座る席】だと思っていたのと同じ感覚か。

 

他のママ友は「上の子は助手席が怖いんだって。下は前に乗りたいから、お互いwinwinな感じ」と。

 

へぇ、そういう場合もあるのね。

 

「どの家庭も同じ」だなんて、非常に浅はかだった。

 

よく考えたら、当然だ。

 

十人十色だもん。

 

ママ友との会話は、「うちも同じ~」と共感が嬉しいこともあるが、自分の固定観念を壊すのに役立つこともあって楽しいと思った。