以前、母が突然国家公務員になっていたという記事を書いたが、

 

 

これは、国勢調査員のことで、期間限定の国家公務員である。

 

インターネット回答が9月20日から10月8日までということで、我が家にも先日国勢調査員が【国勢調査のお願い】を持ってやってきた。

 

 

「あぁ、母もこんなことをやっているんだな」と思いながら話を聞いた。

 

で、思ったこと。

 

説明長いな。。

 

要領よく話せば1分もかからない話だが、「回答は紙に書くなら~インターネットなら~」と全部説明してくれたので5分はかかった。

 

話のテンポとか、書類を見せるタイミングとかも、せっかちな私は若干イラついた…

 

もちろん、顔や態度には出さなかったが、「同じ説明を何十軒もしてきたんだよね」「もっと端的に説明できないものだろうか」と心の中で毒を吐く。

 

まず「回答方法は、用紙に記入とインターネット入力の2通りありますが、どちらにされますか」と聞く。

 

そして、相手が選んだほうの説明をして、後は「こちらは別の回答方法の際に使うものなので、今回は不要です」と言えばいいのでは?

 

長い説明を聞きながら、「自分ならこう話す」というシミュレーションをしていた。

 

回答は4分で終わったから、説明を聞いていた時間のほうが長かったことになる。

 

単身世帯なら、2分で回答できたかも。

 

5年に一度の国勢調査

 

前回までは、国勢調査員というのが自治会の班長程度のポジションで、ボランティアでやっていると思っていたからあまり気にならなかった。

 

大抵高齢者だったため、「ご苦労様です」くらいにしか思っていなかったと思う。

 

というか、誰がどういう感じで持ってきたか、ほとんど記憶がない。

 

しかし、今回これがきちんと研修を受けて、給料もそこそこもらっている国家公務員だと知ってしまったため、見る目が厳しくなった。

 

公務員に当たりが強い人種がいるが、自分もそっち側の人間だったのかとアラサーにして気付いた。

 

でも、相手の時間をいただいているのだから、やはり説明はもっと要領よくすべきだと思う。

 

そして、同時に「母も同じことをして人様の貴重な時間を奪っていないか」と心配になった。

 

さっそく母に聞く。

 

すると、「若い世帯とかで明らかにインターネット回答だろうというところでは『インターネットで回答されますよね~』って聞いて、用紙記入の説明は省いている」と言っていた。

 

母の答えに一安心。

 

ただ、「でも、研修ではどちらも説明するように言われたけどね」と。

 

なるほど。。

 

となると、我が家に来た国勢調査員は、マニュアル通りに仕事をしただけの真面目タイプということ。

 

その人自身の要領の悪さが原因ではなかったかもしれない。

 

「早口にならないよう、ゆっくり」という指導があったのなら、尚更マニュアル通りだ。

 

逆に言えば、マニュアルを無視して自己流で仕事をこなす母は、組織的にはアウトな

可能性もある。

 

ん~、難しい。

 

とはいえ、説明自体は煩雑なものでなく、何の資格や経験がなくてもできる内容なので、決して難易度の高い仕事ではない。

 

やる気さえあれば、大抵の人がこなせるだろう。

 

それに、多くの人は【国勢調査員は国家公務員である】という事実を知らないのだから、家に来た国勢調査員に対して厳しいジャッジをすることもあるまい。

 

知らないお宅のチャイムを鳴らすのが躊躇われるくらいの治安ならともかく、ごく普通の地域なら、【小遣い稼ぎに国勢調査員】はアリな選択ではないだろうか。

 

母の話をした時、「俺もやってみたい」と言っていた夫も、次回に向けて俄然やる気になっていた。

 

労働内容を考えても、これで10万弱(母と同軒数担当するとして)の給料はオイシイ。

 

5年後、夫は国勢調査員になれるのか。

 

乞うご期待。