『スクワットで膝が痛くなるんです。』

レッスンにご参加の方が、私に相談にいらっしゃいました。

話を伺うと、パーソナルトレーニングのセッションで、下半身の強化に取り組んでいるとのことです。そこでメインの種目が、スクワットとブルガリアンスクワットのようですが、エクササイズ中に膝が痛くなるとのことでした。

因みにそれぞれの画像は下記の通り。



↑スクワット



↑ブルガリアンスクワット

私のクライアントではないので、そのパーソナルトレーナーの技術レベルは分かりませんし、どの様な判断でその種目を提供しているのかは分かりません。なので、チョイスした種目が適正であるのか、指導が適切なものであるのかについては言及致しません。ですが、担当トレーナーと素直なコミュニケーションが取れていないことは気になりますね。

実践面に於いては、個人的には種目のチョイス自体は悪いとは思いませんが、その前にやるべきことがあるよなぁ、と思います。

それらの種目の1番の目的は、臀筋、ハムストリングスの強化であると考えます。ですが、多くの方が、それらの筋肉を使うことが苦手で、使いやすい太腿の筋肉を使ってそのフォームを作ってしまうのです。目的の筋肉を正しく使って動くのは、意外と難易度が高いです。

太腿の筋肉を過剰に使うと、膝に対して負担がかかりやすく、それにより膝に痛みが出るのです。この辺りのメカニズムは話が逸れるので置いておきます。

おそらくその方は、その様な結果として膝に痛みを生じたのでしょう。

もしも私なら、ハムストリングスや臀筋を、ある程度使える様にする様なプレエクササイズを入れると思います。その後に、スクワット等の種目を行うと思います。

その方には、まずは担当のトレーナーの方に、素直に膝の痛みについて話をして、その改善案を出してもらうようにすることをお勧めしました。それに対して明確な指針が提示されないのなら、改めて私に相談して貰えたら、とお伝えしています。