知識が豊富であるに越したことはないが、その知識に偏りがあっては冷静な判断はできなくなる。


人間というのは、自分の考えにあった情報しか集めない傾向があるので、気をつけなければいけない。


保守的な考え方を持つ人は、自分の考えに沿った保守的な意見を述べる人の本しか手にしないことが多いし、反対にリベラルの人は、保守的な人の意見や情報に耳を貸そうとしないことが多い。


自分の考え方の枠組みに合った情報だけを集めると、思考の枠に縛られて思考パターンが固定化し、感情コントロールができなくなる。


できることなら、自分と違う意見の人の本を読んだりして、別の角度からの情報・知識を集め、知識が偏らないようにしておくべきだ。


そうすれば、幅広い知識をもとに、たくさんの可能性を推測できるので、思考パターンが固定化せず、不快な感情を和らげるのにも役立つ。


幅広い知識を持つには、異業種の人と積極的に接してみることもいいと思う。

自分の知らない世界のことを知ることができて、幅が広がってくる。


そうすると、「なーんだ!自分の業界は大変で、もう先がないと思って落ち込んでいたけど、他の業界の人と組んでみれば、もっと別の新しい世界が開けるのでは?」などといった考え方も出てくるかもしれない。

そうすれば、かりに不況にあえいでいる業界の人でも、あまり落ち込まなくてすむ。


異業種の人に会うことが難しければ、手に取ったことのない分野の本を読んでみるのも良いだろう。


たまには哲学書を読んでみたり、歴史書を読んでみたり、芸術の本を読んでみたりすると、視野が広がってくる。


そのような幅広く偏らない知識を豊富に持っておくことが、感情コントロールに役に立ってくる。


勉強をすることは、実は頭にとって良いだけでなく、「感情」にとってもメリットをもたらす。


現在の不快な感情をコントロールするために、「知識を身につけてみよう」「本を読んでみよう」「学校へ行って勉強してみよう」と考えるのは、とてもいいことだ。