「何か」足りない

「どこか」むなしい


これまでいろいろな仕事をやってきたけれども、どの仕事をしていても、なんだか物足りないし、むなしい

心の底が満たされないんです。


夫婦でまったく会話がないわけではないんです。子供ともそれなりの心の交流はあります。けれども、どこか本当に心が結びついている感じはしないんです。


仕事の問題、家族の問題、そういったさまざまな心の問題。何かそこに共通するものがあるのではないか。


それは「何か具体的なかたちをとるわけではないけれど、漠然とそこにある空虚感」のようなものです。



生きていること自体に漠然とした「疲れ」のようなものを感じている方が増えていると言ってもいいかもしれません。


具体的な問題で悩みながらも、その背景に漠然としたむなしさや満たされなさを抱えて生きている。


こういった漠然とした空虚感、「何かむなしい」「どこかこのままではいられない」そういった「むなしさ」の感覚。


何かに不満があるわけではない。


飛びぬけて幸せだとも思わないけれども自分のことを特に不幸せだとも感じない。

人並みには幸せな人生を送れていそうな気もしている。けれども、その一方で、何かが足りない。


どこかむなしい。

満たされない。

つまらない。



「心の底から満たされる何か」がない

と心のどこかでいつも感じている。


現代を生きる私たちは、気を紛らわせることには事欠きません。けれどもそうしつつも、その一方でやはり何か物足りない。本当に心の底から満たされているという実感がない。


そんな心のどこかでむなしさを覆い隠せないような毎日が、ただ、どこまでも繰り返されていくわけです。

昨日も、今日も、明日も ……


それがずっと続いていって

「私のたった一度きりの人生が終わってしまっていいんだろうか」

「人生って、こんなものなのか」

「こんなふうに毎日が続いていって、そして終わってしまうのだとすると、私の人生って、何だったのだろうか……


そんなふうに、心のどこかで時折感じながら生きている人が少なくないのではないでしょうか。


こんな漠然とした空虚感が蓄積されていくわけです。


特に大きな悩みを抱えているわけではない。けれど、どこか毎日がつまらない。むなしい。

いろいろと忙しくしてはいるつもりでいても、どこか心の真ん中がすっぽり抜け落ちてしまっているような気がする。


そんな感覚を抱きながら生きている人は案外、少なくないのではないでしょうか。