オキシトシンが「愛情ホルモン」と呼ばれる理由は、人や動物とのスキンシップや、社会的コミュニケーションによって分泌が促されるからです。
「手をつないだり、撫でたり、キスや愛撫、性行為などの、肌と肌の触れ合いがオキシトシンを分泌させます」
肌と肌が触れ合うことでもオキシトシンは分泌されますが、人間は社会的な生き物であるように、スキンシップがなくても、周りの人のためになにか行動を起こしたり、優しく接することで、「ヘルパーズ・ハイ」が作用し、オキシトシンが分泌されるという研究結果もあります。
オキシトシンが分泌されるとどう感じる?
オキシトシンが分泌されると、“自分は愛されている”と感じられるうえに、人や動物に対して愛着を感じたり、また“周りを愛したい”、“親密な関係を築きたい”という気持ちが増すのだそうです。
「人間はストレスを感じると、交感神経が優位になり『闘争か逃走』反応を引き起こして、不安や脅威を感じるようになります。オキシトシンは、その反応の逆である副交感神経を刺激し、心拍数と呼吸速度を抑えるのです」
恋愛ではどう作用する?
オキシトシンは、恋愛関係においても重要な役割を果たします。
カップルが付き合い始めた初期段階で、オキシトシンの分泌量はピークに達するとのこと。だからといって、時間が経つにつれて分泌しなくなるわけではなく、徐々に調整され、分泌量が均一になっていくのだそうです。
また、オキシトシンは脳の報酬系を司る部位も刺激するため、パートナーへの「忠誠心」を得るための必須条件なのだとか。
「親密な関係で、信頼できるパートナーがいるという実感が、さらにオキシトシンの分泌を促します。『ハネムーン期』と呼ばれる付き合いたての期間が過ぎても、パートナーとの絆を深める努力を怠らなければ、オキシトシンの分泌は止まることがないとも言えるのです」
「密なコミュニケーションとスキンシップ、そしてセックスのサイクルを繰り返すことで、二人のオキシトシン分泌度合いを維持することができるのです」
セックスライフ向上にも!
性行為中も分泌されるオキシトシンは、性的刺激によっても分泌量が変わるそう。女性は、オーガズムに達した時にオキシトシンが大量に分泌され、性的な満足感と幸福感を得ることができる。
