「彼と彼女のソネット」 (続) | tachy1107のブログ

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建築史学生の不定期更新ブログです。趣味は音楽、映画、文学。原田知世さんの大ファン。

僕はヒューマニズムというものに対して誠実に生きていきたいと願います。


schmatz 昨日に続いて、原田知世さんの「彼と彼女のソネット」についての話。

この曲はフレンチポップスの曲「T'EN VA PAS」を大貫妙子さんが日本語の詩に全く新しく書き直したものだということは前回述べました。

知世さん自身12枚目のシングル『彼と彼女のソネット』 は1987年7月1日、CBS・ソニーからリリースされました。同月31日にはオリジナル・アルバム『schmatz』 が発売され、この中に11枚目のシングル『逢えるかもしれない』 と、この『彼と彼女のソネット』が収録されています。


カコ

さらにさらに、1994年2月18日にフォーライフ・レコードからリリースされたカバー・アルバム『カコ』 (鈴木慶一プロデュース)には、知世さんがフランス語歌詞のまま歌った「T'EN VA PAS」

が、ムーンライダーズの鈴木慶一さんの編曲で収録されています。
この曲は、同7月21日にシングルカットされ、同一レーベルにて『T'EN VA PAS』(自身16枚目のシングル)が世に出ました。


僕の印象としては、それまでアイドルだった知世さんが、アイドルから脱却し、歌手の道を歩むことを決意した分岐点にこの曲は当たるのではないか、と思うのです(たぶん同じことを思っている人は多いでしょう)。
それ故に、大事な一曲でありますし、未だに人気の高い曲となっています。

昨年の40周年記念コンサートでは、もしかしたら歌ってくれるかな?と期待したのですが、残念ながら歌われませんでした。もちろん、他の曲も大好きですし、ライブで歌ってくれた曲はどれも知世さんのこれまでの歩みを振り返ることのできる曲で、とっても楽しめましたヨ!
でも、またいつか「彼と彼女のソネット」、ライブで歌ってくれるよね? 🈡 (2023.06.19)