【海老名市議会報告 一般質問】

都市型へ移行する海老名の安全と課題について


街が便利になる今こそ、一人ひとりの「安心」に光を。
海老名駅周辺がどんどん新しく、便利になっていくのは、とても嬉しいことですね。
でも、街が都会へと姿を変えていく中で、ふとした時に感じる「不安」や「孤独」が置き去りになってはいないでしょうか。
今回の一般質問では、これまでの整備だけではなく、これからの「本当の安心」について、本音で議論してきました。


▶️ 1. ネットの拡散は「一生の傷」になるから
SNSでトラブルの動画が広まってしまうニュース、もう他人事ではありません。
一度ネットに出たものは、一生消すことができない「デジタルタトゥー」になります。それは、子どもの将来を左右するほど重大な問題です。
▶️ 市への要望
学校の中だけで抱え込むのではなく、市全体が組織として子どもを本気で守る体制を求めました。
市からは、被害に遭ったお子さんのケアを最優先し、警察OBとも協力して動くという心強い回答を得ることができました。


▶️ 2. 自治会は「もっと気軽に、助け合える場所」へ
自治会の加入率は、海老名でも58.3%まで下がっています。
加入したくないわけではなく、
「誰に言えばいいか分からない」
「役員の負担が重すぎる」
という声が実際にあります。
▶️ 市への要望
昔ながらのやり方にこだわらず、SNSを活用するなど、今の時代に合った「入りやすく、関わりやすい繋がり」を市がリードして作ってほしいと訴えました。
市も、これからの時代の新しいコミュニティの形を本気で研究し、構築していく姿勢を示してくれました。


▶️ 3. 「数字」よりも「実感」できる安心を
最後に、私が今回あえて「警察白書」という根拠を示して伝えたかったことがあります。
警察白書でも、統計上の犯罪が減っていても、私たちが日々感じる不安(体感治安)は解消されていないと指摘されています。
▶️ 市への要望
「数字が減ったから大丈夫」ではなく、皆さんの本音に耳を傾け、明かりを増やしたり、パトロールを工夫したり、カメラの位置の見直したり、防犯マップの作成などをして、皆さんが「本当に安心だ」と実感できる街づくりを求めました。

※興味をもたれましたら、具体的なやり取りを市の配信(近日配信)でご確認ください

街がどれだけ都会になっても、一番大切なのは「そこで暮らす人の心」だと考えています。
発展の影で、誰かの声が届きにくくなっていないか。
これからもしっかりと伝えていきます💪

飼い猫のネモアとすももに癒されながら…




令和8年第1回定例会

会期中です。

初日に動いた主な議案を紹介しようと思います。

物価高騰が続く中、暮らしに直結する支援策や制度改正が動きました。

最も気になっている方が多いのでは?
まずは
🎫 .·補正予算の生活応援商品券
申込が想定を大きく上回り、約8万人・58万冊へ増刷する対応が示されました。
物価高騰下での家計支援として大きな関心を集めています。
【たち視点】
支援策は「実施すること」だけでなく、「どこまで届いたか」が重要ではないでしょうか?
そして、その効果はどれほどあったのか、実施後の検証までしっかりみていきます! 

🍚学校給食費の負担軽減(令和8年度特例)
令和8年度に限り、小学校は保護者負担を大幅に軽減。
中学校は差額を公費負担とする提案です。

👧🏻📛こども誰でも通園制度
0歳6か月〜3歳未満の非在園児も利用できる制度です。
公立の利用料は、標準1時間300円、低所得世帯1時間100円、生活保護世帯0円と定められます。
受付や減免、徴収体制も整備されます。
【たち視点】
制度ができることと、実際に使いやすいことは別問題です。現場の体制や利用のしやすさはしっかりと確認していく事になるでしょう。

📱公示送達のデジタル化
市からの重要なお知らせ(税の滞納処分など)は、これまで主に掲示板への掲示で公示していました。
今回の改正で、掲示板に加えて市のホームページなど電子的な方法でも公示できるようになります。
あわせて「到達したものとみなす」という扱い(到達みなし)も整理されます。
施行は令和8年5月21日予定です。

🌀市税の職権減免の整備
災害などで税の減免が必要な場合、これまでは原則として申請が必要でした。
今回の改正では、市が状況を確認できれば申請がなくても減免できる仕組みが整備されます。
対象は大規模災害の被災者や生活保護継続受給者などです。
【たち視点】
被災直後は手続き自体が難しいこともあります。本当に必要な方に支援が届く運用になっているか、丁寧に見ていかなくてはなりません。

👨国民健康保険制度の改正
国の制度変更により、国保税に「子ども・子育て支援分」が創設されます。
また、海外から転入した世帯について、入国初年度の納期を前倒しする仕組みが導入されます。
市の説明では、外国人世帯は加入世帯の約5%である一方、未納額は約15%を占めるとされています。
公平性および収納確保の観点からの見直しと説明されています。
【たち視点】
公平性は重要です。同時に、制度変更が過度な負担とならないか、説明が十分に尽くされているかは注視していく部分でしょう。

👨🏼‍🦳介護保険料算定の特例(令和8年度限定)
税制改正により給与所得控除の最低保障額が引き上げられました。
これをそのまま算定に反映すると、一部の方の保険料が下がる可能性が生じます。
しかし財政安定の観点から、令和8年度に限り算定上10万円を加算する特例が設けられます。
対象は約502人、影響額は約1,900万円と説明されています。
結果として、税制改正による軽減効果は反映されない形になります。
【たち視点】
制度の安定は重要です。その一方で、影響を受ける方にとっては分かりにくい改正でもあります。十分な説明が求められるところかと思います。

🏠市営住宅条例改正
障害のある方の「同居親族要件」を撤廃し、一人でも申し込みが可能になります。
居住機会を広げる改正です。

🔥火災予防条例改正
屋外簡易サウナの安全基準と届出義務を整備。
あわせて感震ブレーカーの普及促進を明記しました。
施行は令和8年3月31日予定です。
【たち視点】
条例改正だけでなく、周知と実効性が伴っているか、これこそが重要です。感震ブレーカー、市民にどこまで伝わっているでしょうか?

🚧障害者ケアセンター建設工事の契約変更
湧水対応、入札不調、物価高騰の影響により約3,336万円増額。
工期は令和8年12月7日まで延長となりました。

気になったものはありましたでしょうか?
これからもしっかりと市政をチェックしていきます💪(´・_・`💪)
「確認する」という仕事(わりと地味。)

議会で質問、と聞くと、  
「新政策どーん!」  
「鋭い追及ばーん!」  
そんな場面を思い浮かべる方も多いかもしれません。

が、現実の議会には、  
もう一つの主役がいます。

それは――  
確認

今回の一般質問で扱ったテーマは、  
路上喫煙、防災、物価高騰。

どれもニュースのど真ん中にあり、  
同時に、毎日の暮らしと切り離せない話です。

だからこそ議会では、  
いきなり結論に飛びつくのではなく、  
まず「今どうなっているのか」を  
一つずつ確認する。

そして、そこから話が始まります。

では、今回の私の一般質問は――というと。

―――――――――――――――――  
🚭 路上喫煙問題と環境美化の改善について 

路上喫煙とたばこのポイ捨てについては、  
現状の対応体制と、今後の方向性を確認しました。

市から示されたのは、  
美化推進委員が2人1組で、  
日曜・祝日・年末年始を除き、  
午前7時から午後3時まで巡回している体制です。

海老名駅周辺は毎日、  
厚木駅・柏台駅・相模野駅は日替わりで巡回し、  
違反行為には口頭で指導を行っている、  
という説明でした。

そのうえで市長からは、  
JTや国の支援を活用した新しいモデル喫煙所の検討、  
有料制喫煙所の可能性、  
状況が改善しない場合には  
喫煙所廃止も検討する、  
という方針が示されました。

私がここでお伝えした要望は、  
「すぐに大規模投資をしてほしい」という話ではありません。

まずは、  
この状況を  
“改善すべき課題”として市が正式に認識し、  
庁内で検討をスタートさせる意思があるのか。  

そこをはっきりさせてほしい、ということです。

巡回の時間帯は現状に合っているのか。  
喫煙所の配置や容量は実態に合っているのか。  
耐久性の低い表示は見直せないのか。

「今、何をしているのか」  
「次に、何を考えているのか」

その現在地を共有したうえで、  
もう一歩、踏み出す判断を求めました。

―――――――――――――――――  
🚨 防災対策及び災害対応力の向上について

防災については、  
とくに女性、妊婦さん、乳児を抱える家庭など、  
災害時に困難が生じやすい方の視点から、  
現状と課題を確認しました。

市からは、  
防災行政無線、防災ラジオ、海老名メール、  
LINE、SNS、テレビ神奈川のデータ放送など、  
複数の手段による情報伝達を行っていること、

またFMカオンと災害協定を結び、  
放送体制を整えていることが説明されました。

避難所については、  
市内32か所で避難所運営マニュアルに基づく対応、  
併設型福祉避難所での受け入れ、  
保健師・管理栄養士・生活相談員の巡回、  
生理用品、液体ミルク、使い捨て哺乳瓶、  
各サイズのおむつなどの備蓄が行われています。

一方で、  
妊婦や乳幼児連れの避難所訓練への参加率が低いこと、  
トイレ個室内のベビーキープが  
十分でない施設があること、  
授乳スペースまでの動線や  
夜間の安全確保など、  
課題も明らかになりました。

私が要望したのは、  
机上のマニュアルではなく、  
「実際の生活の視点」で  
避難所を見直すことです。

備蓄の点検方法は適切か。  
動線は、妊婦さんや乳児連れの  
行動を想定しているか。  
初動で相談できる人員体制は整っているか。  
訓練に、具体的な生活困難を  
組み込めないか。

そして、  
海老名市という  
“ピンポイントの情報”を、  
確実に市民へ届ける  
情報伝達体制を、  
もう一段、強化してほしい。

そうした改善を、  
現実に即して進めていただきたいと  
要望しました。

―――――――――――――――――  
💸 物価高騰への対応と市民生活支援について

物価高騰対策では、  
市が12月1日に  
物価高騰対策支援チームを設置し、  
国の交付金を活用した  
支援策を検討していることが  
示されました。

商品券については、  
紙ベースでの発行とし、  
市職員が販売や事務処理を担うことで、  
手数料削減を図る方針が  
説明されました。

ここで私が確認・要望したのは、  
「商品券をやるかどうか」  
だけではありません。

過去にかかった経費は  
どの程度だったのか。  
紙と電子、  
それぞれの費用構造と  
事務負担はどう違うのか。

市内事業者や人材を活用し、  
経費そのものを  
地域内で循環させる工夫は  
できないか。

また、  
物価高対策は商品券だけに限らず、  
下水道料金など  
生活に直結する負担軽減策も含め、  
多角的に検討してほしい、  
という要望をお伝えしました。

―――――――――――――――――  

だからまず、確認。

今回の質問は、  
今、何ができていて、  
何が課題として残っているのか。

それを一度、  
きちんとテーブルの上に並べる。

確認して、  
そのうえで、次に進む。

地味ですが、  
暮らしに近いテーマほど、  
この工程が効いてきます。

議会は今日も、  
静かに、しかし本気で、  
確認、確認、そして提言へ

—— たち登志子