お久しぶりです。
最近、あまり映画館でも映画を見ず、
DVDでは邦画のカイジ2くらいしか観ていないので書くネタがなく更新していませんでした。

あとはタイトルの通り、小説にはまっていたというのもあります。
以前は北方『水滸伝』にはまっていると書きましたが、無事に最終巻まで読み終わり、現在は続編の『楊令伝』4巻目に着手しています。
ただ個人的には水滸伝の方がやはり熱い男の闘いに胸躍ったかな。。
(楊令伝は主要人物達はみな50代のおじさんになっちゃってるので。。)


で、今最も個人的にはまっているのはタイトルに描いた「氷菓」です。
米澤穂信といえば代表作は映画にもなった「インシテミル」かと思いますが、
個人的には人の死なないミステリーの「春季限定いちごタルト事件」などの小市民シリーズも大好きで、氷菓も特性帯のキャラクターのかわいさと深夜偶然観たアニメに惹かれて、この古典部シリーズを読み始めました。

これがすごく、、、 良いです!

米澤穂信の魅力は主人公の性格の奇抜さにあるかと思いますが、
氷菓の主人公のホータローは本当に味があり、好感が持てるキャラクターです。
まず主人公が無気力という設定がなかなかないですし、そもそも主人公を無気力にするというのは本当に難しいと思います。
あとは日常の何気ない現象を推論して答えを導き出すという、一見地味とも思えるミステリーも真新しいです。(ビブリオ古書堂なども同じジャンルですが、、あれは本の知識のなせる業なのかなぁと思うわけです)

レイトン教授やICO、リアル脱出ゲームなど謎解きゲームが大好きな人にはオススメです。
個人的にはアニメのクオリティも高く、今まで知らなかったけれども「京都アニメーション」もよい仕事をするなと感じています。

ちょうど3作目「クドリャフカの順番」を読み終えたので、次作もこの土日に購入したいと思います。
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【この映画を見てほしい人】
・世の中を斜に見ている人
・リアリティのある映画を観たい人
・何でもいいから心に残る映画を観たい人
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さて、今回は吉田修一同名小説を映画化した『パレード』の感想です。

実は私、この映画、予告編を劇場で観ており、
『公開されたらこの映画を観よう』
と意気込んでいたのですが、自分の繁忙期と公開時期とが重なり、
結局劇場で観ることができなかったのです。
(ただし原作小説はその後読んでいたのでストーリーは知っていましたが。。)

その後各種メディア、映画ファンの間で話題となり、DVDも発売されましたが、それでも観る機会に恵まれず。。
ようやく観れたことにほっとしています。
そんな思い入れのある作品ですが、内容は暗い。笑

あらすじ:
世田谷区の片隅のマンションでルームシェアをしている4人組。
それぞれの事情や想いを抱えながら、彼らは穏やかな関係の中、日々暮らしていた。
その近隣で連続女性暴行事件が起こる。
そんな中、一人の青年・サトルが彼らの暮らすマンションの一室に現れる。。

以下感想です。
※あくまでも個人的な感想なので、そのあたりはご了承ください。 
※ドラッグすると確認できます。
※!以下ネタばれ注意!※
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原作を読んでから映画に臨んだので、それを踏まえて感想を述べる。

この映画は良い意味で「小説を濃縮したが『還元』しなかった映画」である。

還元は自己判断に任せられているため、きっと映画しか観ていない人は最初ラストシーンに「???」と思ったのではないだろうか。


ただ原作を読んでから映画を観た者の身としては、
この映画は原作の世界感を壊さず、的確に原作を映像化してると感じた。


具体的には下記の2点である。

・4人のルームシェア生活を「各登場人物毎」に描いている点。
・ルームシェアという共同生活においての表層的な人間関係を描いている点。
(各個人の事情にはあまり触れない(特に琴美の「ま、いいんだけどね」というセリフがまさに自分と相手に壁を作っている発言))



ルームシェアと聞くと「気のおけない仲間同士で生活をしているため、お互いがよき理解者」という感じがする。
本作では上記のイメージとは裏腹に「うわべだけの仲間同士で生活をしており、お互いの事はよく知らない」というルームシェアの現状を描いているのである。

ルームシェアの4名(サトルを入れると5名)の内、3名(ないし4名)はそれを良しとしている。

そしてその状況から逃れようと画策するのが部屋の持ち主「直輝」である。
彼のもがきは作中では「連続暴行」で表現されるが、
ルームシェアの他のメンバーからは最終的に「見て見ぬふり」をされる。

部屋の支配者である直輝であるが、ルームシェアという居場所からは自分から抜け出せない。


そんな、最後まで救いがない作品、それが本作である。


本作を観て消化不良となった人にはぜひ原作を読むことをオススメする。
各登場人物の思想や状況が映画よりも詳細に書かれているため、読めばかなりすっきりできるのではないだろうか。
※ネタばれここまで※
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色々書きましたが、
さくらこ的映画評価をすると、下記のとおりです。
※あくまでも「映画」の評価で、原作内容は加味しません。 
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ストーリー   :★★★★☆
映像      :★★★★☆
キャスティング :★★☆☆☆
総合評価    :★★★☆☆
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【この映画を見てほしい人】
・結婚を決めかねている人
・彼氏・彼女とケンカをしてしまう人
・泣きたい人
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2,3月と映画の感想書けませんでしたが、実は映画はちょいちょい観てました。
ただ観たのがマイナー(というよりは超B級)で、書くと色々規制にひっかかりそうだったので書きませんでした笑
今回は友人の強い推薦で観ることにした「きみに読む物語」の紹介と感想です。

あらすじ:
認知症を患っている老婦人に物語を読み聞かせる独りの老紳士がいた。
老紳士の語る物語は身分違いの男女の二人の恋物語。
老紳士は老婦人に物語を何度も読み続けるのだった。ある一つの奇跡を信じて。。


以下感想です。
※あくまでも個人的な感想なので、そのあたりはご了承ください。 
※ドラッグすると確認できます。
※!以下ネタばれ注意!※
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友人からある程度ネタバレされてから観たからか、やや先が読める展開だった。
前情報なしで観る場合には次第に明かされる老婦人と老紳士の関係性に「なるほど」と頷く事ができるかもしれない。
ちなみに一緒にDVDを観ている際、友人に
「これって2人の昔話じゃない?」

と言ったら

「シっ(黙って!)笑」

と注意を受けたので、おそらく作中でネタ晴れされる前にストーリーの展開が読める構成になっていたのだと思われる。

ということで構成としてはありきたり。
ストーリーとしても、いわゆる「男女のすれ違い」の大半が語られるため、やはりこちらもありきたりであると言わざるをえない。

ではこの映画が評価される理由は何か?

これは自己解釈だが、好きな相手がいれば誰もが思い描いたことのある「永遠の愛」が
作中で体言されていたからではないだろうか。

よく結婚式では「死が二人を分かつまで病める時も~」のくだりがあるが、
まさにそれが体言されたのがこの映画なのである。

そしてそれは体言しようとして体言された「奇跡」なのである。

上記が体言されたその直後、映画は終わる。

やりきれない悲しみと同時に少しの羨ましさに泣いた。



しかし、いわゆる「泣かせ系映画」だったため、評価としては中の上としたい。

※ネタばれここまで※
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色々書きましたが、
さくらこ的映画評価をすると、下記のとおりです。
※あくまでも「映画」の評価で、原作内容は加味しません。 
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ストーリー   :★★★☆☆
映像      :★★★☆☆
キャスティング :★★★★☆
総合評価    :★★★☆☆
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たまにはつぶやきを。。

私の会社の隣には部長の奥さんが座っているので、よくおしゃべりしているのですが、
2011年7月ごろに北方謙三の水滸伝の話で盛り上がり、部長所有の水滸伝(全19巻)を借りてここ半年ほど地道に読んでるんですね~

で、今ちょうど15巻に突入したのですが、序盤の戦いで、 その中の登場人物の1人、
(名前は以下反転)
歌がうまいイケメン(と私が勝手に想像している)楽和

が、兵士たちの5日分の兵糧を守るために壮絶な戦いをして果てる、というくだりがあり、
不覚にも帰宅途中の電車の中で泣きそうになってしまいました。。

なんか、もう、「その声は小さくなっていき、そして聞こえなくなった」的な表現、さすが北方さん。
書き方がハードボイルドすぎです。
あとラスト4巻しかないってかなしい。。
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【この映画を見てほしい人】
・非日常を感じたい人
・自分に自信がもてない人
・他人から認められたい人
・「縁」「運命」を信じてる人
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そういえば前回ノルウェイの森であらすじを書きませんでしたね。
映画を観たことない人にもわかるように簡単に書きます。

あらすじ:
2012年。彗星の衝突が迫る中、あるレコード点で1970年代に発売された1枚のレコード「FISHSTORY」が再生される。
過去と現在を「FISHSTORY」が結ぶ中、運命の瞬間は刻々とやってくる。

…と、あらすじを読んだだけではどんな話なのかがさっぱりわからないので、
観てみるのが一番いいかと思います。


以下感想です。
※あくまでも個人的な感想なので、そのあたりはご了承ください。 
※ドラッグすると確認できます。
※!以下ネタばれ注意!※
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伊坂幸太郎原作の映画は、

・「アヒルと鴨のコインロッカー」
・「ゴールデンスランバー」
・「重力ピエロ」

と観てきたが、そこで描かれる世界はとても奇妙、その一言。
舞台は全て日本なのだが、登場人物は個性的。
そして大体、泥棒であったり通り魔であったりと犯罪者が出てくる。
(しかも好感がもてる場合が多い。)

「フィッシュストーリー」も同様に各キャラは個性的で、一風変わっていた。

・パンクバンド
・預言者
・霊感少女
・正義の味方になりたい男
・独りぼっちになってしまった女子高生

などなど。

この、一見何のつながりもないように見える人々の各年代のエピソードが、映画が進むにつれ結びついていく(これをここでは「縁」とよぶ)のだが、
その様はまさに「秀逸」の一言である。

もともと伊坂作品にはこういった「縁」が中核にストーリーが構築されることが非常に多い。
先にあげた3作品の他にも、「砂漠」「ラッシュライフ」も、一見偶然と思われるただ一瞬のために、
非常に綿密に伏線を張って物語が進んでいくのである。
「フィッシュストーリー」も同様だ。
そしてその一瞬が、ストーリーのクライマックスに明かされるため、非常に痛快なのである。

と、ここまでベタぼめしたが、
個人的には小説の映像化というものは小説のストーリーのよさを最大限に表現することはできないと考えているため、
★4つにした。

ただし、キャスティングはよい。
特に個人的には濱田岳の平凡な外見と、非凡な演技力がこの映画に独特な雰囲気を作り出していると思う。

と、今回はやや伊坂びいきということもあり、あまり辛口な事は書かなかった。
実際、よい映画だと思うので、自分と社会の間にギャップがあると感じる時には、
本作を観てみるとよいかもしれない。
※ネタばれここまで※
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色々書きましたが、
さくらこ的映画評価をすると、下記のとおりです。
※あくまでも「映画」の評価で、原作内容は加味しません。 
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ストーリー   :★★★★☆
映像      :★★★☆☆
キャスティング :★★★★★
総合評価    :★★★★☆
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