毎年、この時期恒例の、
油山観音「正覚寺」の粥開きが行われました。
「粥占い」とも言われ、その年の農作物の出来などを占います。
まずは、小正月の先月15日に、お粥(小豆飯)を納めたこちらの本堂で仏事が行われます。
世話人によるお粥拝見。
カビの色、水分、粒立ちなどを確認して、この年の農作物の吉凶などを占うのです。
今年は、梅雨時期の水害にまた注意警戒が必要のようです。
そして驚いたのは、同じ日の同じ時間帯に
もう一つの「粥開き」が行われていたのです。
油山観音正覚寺と同じ境内にある海神社。
階段を上がったところにある、この社の中に
やはり1月15日にお粥を納め、やはり2月1日に運び出して吉凶などを占うそうです。
運び出す前には、神職の方(飯盛神社の方でした)がお経をあげ、近所の方が5、6人
集まっていました。こちらのお粥は、近くの集会所に運び、占いを行うとのことでした。

同じ境内において
同じ日程で御粥を納め、御粥を検める
ところから、この2つの粥開き、
もとは一つの行事だったようです。
2つに分かれてしまった原因は何か?
現場に集まった方に話を聞こうとしましたが、
何となく口を濁されてしまいました。
粥占や 氏子の視線 一身に
龍朗