試合に勝てとは言っていない。ベストを尽くせと言っている。

  「フィデル.カストロ」と言えば「キューバ」の国家元首を長期にわたり務めた人物。日本では「カストロ議長」と呼ばれる事が多かった。
  キューバ国民が愛するカストロが親日家だと知る日本人は少ないだろう。広島の原爆ドームを訪れた蔡には献花、黙祷の後「人類の一人として、この場所を訪れて慰霊する義務が有る」と語り、昭和天皇崩御の際には喪にふしている。
  野球好きでも有名で2006年のWBCで日本とキューバが決勝戦で激突した時には自国の選手団に対して「試合に勝てとは言っていない。ベストを尽くせと言っている」との名言を残す。試合の結果は日本の勝利となるもキューバ選手団を空港まで自ら迎えに出向き、最大限の賞賛の言葉を贈る。