これからは宇宙教育の時代

 

5月末、民間による有人ロケットがISSドッキングに成功しました。

SPACE X社のクルーードラゴンのニュースは、

ご覧になった方も多いと思います。

感動の瞬間を見つめていました。

遡ることその3ヶ月ほど前、

同じくSPACE X社のFALCON 9rocketが打ち上がりました。

3月7日打ち上げ、3月9日ISSにドッキングに成功!!

カンナ・プロジェクトの子供達の育てたカンナのタネと

子どもたちの「未来の地球への平和のメッセージ」がISSに滞在しています。

 

民間宇宙ビジネスの時代ですが、

私は、ぜひ、教育にもっと宇宙を活用してほしいと思います。

 

そんなことも考えて

カンナのタネと子どもたちのメッセージ・写真を打ち上げました。

目的は、『宇宙からの視点で地球の平和を考える』です。

 

2004年、偶然出逢った一枚の白黒の写真・・・。

 

原爆投下から1ヶ月、爆心地820mに咲いていた花。

私たち人間にどんな使命を持って咲いてくれたか、

私はこの事実を取材しました。

この花は真っ赤なカンナでした。

写真を撮った方を探し尋ねました。

そして・・・

広島で原爆から60年の8月、広島で伝えました。

驚いたことに会場の120人の広島の人たちは、

誰一人としてこの事実を知りませんでした。

このことに驚いたことが、私のこの活動の始まりでした。

 

初めは、単に、忘れられてしまっていることに懸念を抱き、

知って頂きたいと取り組んだ周知活動でした。

 

2007年から学校で子どもたちに伝えたことから、

「教育の一環」として取り組んで参りました。

 

『カンナ・プロジェクト』と冠して、

教育的意味を持って取り組んでいます。

 

国の内外を問わず、

保育園・幼稚園児〜小学校〜中学〜高校の子どもたち191校に展開してきました。

 

そして、今、草木は生えないと言われた75年目の2020年に、

 

ISSにカンナ・プロジェクトで

『子どもたちが育てたカンナのタネ』が乗っています。

 

 

平和教育に生かしてほしいです。

次の宇宙を教育に生かす計画は、

『ISSの宇宙飛行士と学校の子どもたちとの交信』です。

 

今、申請書を提出するところまできました。

ここには、カンナ・プロジェクト次世代チームの高校生の活躍が期待されます。

 

そして、もう一つ、

 

http://edu.jaxa.jp/news/2020/j-0417.html

 

今、これに参加する学校がないかと考えています。

 

20校の参加校にお知らせしようと思います。

今年は、コロナで休校になったりと、

学校はその失った時間を(カリキュラムを)埋めるために、

大きな問題を抱えています。

そんな時ですが、挑戦してくださる学校があれば嬉しいです。

 

カンナ・プロジェクトは、

カンナを通して子どもたちが学ぶ場であってほしいと願っています。

 

奇しくも、昨日はUAE(アラブ首長国連邦)で

火星探査機搭載のH2Aに打ち上げに成功しました。

しかも、このロケットは日本の三菱重工のロケットです^^/

 

いよいよ火星です。

 

この探査機は「HOPE(希望)」と名付けられました。

まさに、「次世代の子どもたちの『希望』となるように」

との願いが込められているそうです。

 

宇宙開発が子どもたちへの

『地球は一つ。そこに暮らす私たちは同じ地球人だという学び』

につながることを期待します。

 

宇宙開発が、地球の平和に貢献することを期待します。

 

 

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今、ISSに20校の保育園〜高校生までの子どもたちが育てた

カンナのタネが乗っています。

その子どもたちの顔写真、名前、未来の地球へのメッセージが乗っています。

 

「きぼうを見よう〇〇(都道府県名が入ります)」で検索。

見やすい日時、方角、見上げる角度が記載されています。

 

肉眼で本当によく見えます。

ぜひ、見てください。

 

宇宙は遠くて近く、近くて遠いです。

かんなちゃん語録より