ルター宗教改革から500年の和解「カンナ」
芽が出る頃
友人が見つけて知らせてくださいました。
http://cathedral-sekiguchi.jp/info/column/7367/
昨年の11月23日のマルティンルターの宗教改革から500年でバトンされたカンナのことが書いてあります。
「和解」のシンボルフラワーにカンナ・プロジェクトでバトンをつないでいるカンナが抜擢されたのでしたね。
嬉しいのは、このカンナリレーの輪にも加わりたいというオファーでした。
驚きのオファー。な、なんと、1200株必要でした。
というのは、600人のカトリックの方々、600人のプロテスタントの方々が
ともに手を携えて平和のカンナを育てたいとのお申し出をいただきました。
1200株は、カンナ・プロジェクトの活動に感動くださった、田辺さんのご協力、
そして、田辺さん亡き後は須坂市が、
そして今回は、須坂市の村山地区の幼稚園、保育園、小学校の子どもたち、
地域の代表の中島さんのご協力もあっての1200株。
そしてこのカンナたちは広島9校で咲かせた球根をブレンドした球根たちです。
そこに福島、北海道、滋賀、東京、埼玉、インドにバトンしたカンナたちも加わりました。
ヒンズー教、イスラム教の子どもたちの育てた球根の子孫たちも参加。
滋賀県から次世代のカンナ大使Hくんも参加してスピーチしてくれました。
福島被災地の大熊小学校のカンナを携えて福島のカンナ大使Hさんも
車で遠路かけつけてくださいました。
埼玉からも新潟につないでくださったカンナ大使Kさんもかけつけてくださいました。
そういえば被災地カンナ・プロジェクトの石巻のH先生も須坂にこられていました。
当日の式典では、次世代の高校生をアシスタントとして連れて行きました。
カトリック600人、プロテスタント600人、プロテスタントのアシスタント1人、
総勢1201人の前で、無宗教の私が、
みなさまが手にしたカンナを掲げての祈りの言葉を述べるシーンがございました。
カンナは宗教を超えて受け入れられたのです。
これからもカンナをバトンした皆様、どうぞこの祈りをつないで参りましょう。
原爆にも負けないで咲いてくれた真っ赤なカンナをつないでまいりましょう。
皆で育て咲かせて、つないでつないで、つないで、、、、、
聖火リレーとともにオリンピック・パラリンピックの会場につなぎましょう!
これがカンナをリレーしている子どもたちの夢です。
子どもたちの夢にはその先があります。
このカンナを世界中から参加する選手たちに持ち帰っていただき、
広島で起きたこと、カンナのこと、今、子どもたちがリレーして世界につないでいること広げようとしています。
真夏に咲きほこるカンナの球根は持ち帰れない。
その不可能を可能にするために、種から咲かせるカンナの研究もしています。
現在200粒に増えました。
このカンナのバトンリレーに携わる人たちを私は「カンナ世界平和親善大使」と名付けています。
2011年の震災の前までで300名まで名簿がございます。
震災後は被災地に植えることにおわれ手付かずになりましたが、
それこそ、この式典での1200名・・・カンナスマイルの1万人・・・
インド4校の児童生徒学生たち・・・ミャンマーの学校の児童、僧院学校の子どもたち・・・
オーストラリアの学生たち・・・・
学校以外の個人でリレーに参加している里親さんたち・・・
もう数ええきれない「カンナ世界平和親善大使」さんたちがいます。
そのみなさまに、伝達方法が限られていて、この誇りあるバトンの報告が十分にできていないことが残念です。
それでも、そんなことお構いなしに笑顔でつながるカンナリレー。
この花たちが咲いてくれることを、いつも、いつも祈っています。
「ねえ、私を見て!生きられるよ!生きて伝えて!」をくれた真っ赤なカンナです。
忘れられて、原爆の花に指定されなくても、
こうして、現在を生きる人の心をつないでくれています。
ありがとう、カンナ!
あの日、原爆なんかに負けないで咲いてくれたことを私たちは忘れてはならないのです。
Canna Project sinnce2004 by Riho Tachibana
https://cannaproject.wordpress.com/