犯人が私への謝罪文を、私の弁護士の城田先生宛に出すようにと、




2ヶ月ほど前から言っていたにも関わらず、





犯人側の弁護士は、






「犯人に文章を書き直させているところだから、しばらく時間が掛かりそうだ。」




と言っている内容のメールが、城田先生から入った。







私はこいつの文章をまともに読んだところで、絶対に許さないし、手紙を受け取るつもりは一切無かった。






また、100万円を用意していることも犯人の弁護士が言ってきたらしいが、城田先生が






「被害者に対する償いとしては足らない」






と、犯人の弁護士に連絡してくれた。







2ヶ月以上前に謝罪文を出すように言ったにも関わらず、提出されないまま、1回目の公判が始まった。








1回目の公判では、





私は出廷せず、城田先生に代わりに出廷してもらい、公判内容をメールにて教えてもらった。








犯人は起訴状に書かれた内容を認め、





過去に痴漢行為で迷惑防止条例がでていること、






妻とは離婚したこと等が書かれていた。








また、別の日に被告人質問をする予定なので、その時に城田先生が出廷してくれるとのことだった。









母に伝えたところ、






「お母さんたちは傍聴出来ないの?」






と聞いてきたので、






城田先生にメールで相談したところ、







「基本的に傍聴は自由に出来るので、次回の公判の予定が決まったらメールします。」






とのことだった。








母に伝えると、






「お父さんの都合のいい日に一緒に傍聴するね。」







と言ってきた。







私は正直、





父に傍聴してもらいたいとも思わなかったし、





傍聴したところで私の気持ちなんて1ミリも分からないだろうと思った。







そして何より、何でお前(父)の予定に公判の日にちを合わさなければいけないんだと思い、私は母に、







「(父は)休み取る気ないんだ。」







と言うと、母は慌てて、






「取るよ、休み取らせるから。」






と言っていた。








私は城田先生とのメールのやり取りだけで、気が張って疲れていたのに、






バケモノのような父の存在と、







被害者本人である娘の私よりも、






父を優先する母とのやり取りをして、より疲れてしまった。





私は城田先生からメールが来る度に、お腹の調子を悪くしていた。