私は一日でも早く、国選弁護人を雇いたかったので、吉本さんの電話を切った後、すぐに法律事務所に電話をした。








私「◯◯警察署の吉本さんの紹介で、国選弁護人の件で電話しました、橘と申します。」







城田先生「かしこまりました。そうしたら、いつ頃でしたら都合がいいですか?


直近だと◯日が空いてます。あと、こちらの事務所まで来ていただくことは可能でしょうか?


裁判が入っているので、そちらの方に行くのはちょっと難しいんですね…………。
電車には乗れますか?」









私は電車に乗るところを想像するだけでパニック発作を起こしそうになるので、






母に車を出してもらえるか確認し、母からの了承を得たので、先生に母と車で向かう旨を伝え、






法律事務所の地図を封筒で送ってもらうことになった。








私は城田先生が私の国選弁護人になってもらえるかどうか、






また、事件の内容を聞いて、万が一私を非難するような先生だったらどうしようという不安でいっぱいになりながら電話を切った。









私はその日、先生に事件の内容を詳しく知ってもらうため、コピー用紙に事件の内容を出来るだけ詳しく書き出し、先生に教えてもらいたいことも箇条書きした。









私はこのちょっとした作業で、事件のことを鮮明に思い出し、翌日涙が急に止まらなくなり、死ぬほど苦しい発作を起こした。