・犯行現場(自宅の2階)へ一人で行けなくなる





私は、一番安心安全だと思って過ごしていた自宅で性被害に遭った。






しかも自分の部屋で。








私は小学生の時からこの家で生活し、





自分の部屋で勉強したり、




本を読んだり、




音楽を聴いたり、




一人で泣いたり、




怒鳴る父から逃げたり……………。






私は自分の部屋が大好きだった。







私の部屋は、




モラハラする父のせいでパニック障害になった姉が、



大声を出しておかしくなっている様子を見て、



泣いている母たちと顔を合わせなくて済む唯一の場所だった。






自分の部屋では好きなことができた。







そんな一番好きな居場所を、どっかのバカ野郎に奪われた。








被害に遭ってから、自分の部屋どころか、2階に上がる時も、事件を思い出し、パニックを起こしてしまいそうになるので、母や妹と一緒に行って、着替えを取りに行っている。






着替えを取りに行くという一瞬の作業でも怖い。






私は自分の部屋に入る度に、事件のことを思い出すので、いっそ燃やしてしまいたくなった。






もうあの部屋には戻りたくない。