深大寺(調布市)と観光地的雰囲気 | 柑橘スローライフ

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東京の調布市にある、
深大寺に寄ってみました。 
 
一昨年に一度来たことあるのですが、 
その時は打合せで喫茶店を利用しただけ 
でしたので、寺のほうを見るのは、 
今回が初めてとなります。 
 
駐車場代700円を支払い、 
観光地的な雰囲気のある門前へ。 
いかにもな土産物屋が立ち並んでいます。 
 
 
茅葺の山門をくぐると本堂..... 
大きくなく、小さくなく、といった印象。 
こじんまりとして瀟洒な趣。  
 
 
深大寺(じんだいじ)という寺の名前、 
そして名物という深大寺そばのことは、 
以前からよく聞いていましたが、 
こんな感じだったのかと初めて納得。 
知らなかったことがひとつわかると
小さな達成感があります。 
 
宗派が天台宗とのことなので、 
かなり古いのだろうと思って調べると、 
東京では浅草寺に次いで2番目に古いらしい。 
ならば浅草寺も当然密教系なのでしょう。  
 
 
天台宗や真言宗などの密教系統と、
多くの人々が檀家になっていることの多い
鎌倉新仏教とでは、成り立ち的に概ね 
400~500年の開きがありますね。 
 
なので、密教系統で大きな寺院の場合、 
かなり古い場合が多いと思います。 
屋根の形状もなかなか美しいです。  
 
 
境内には早春らしい紅白の梅も。  
 
 
この深大寺に訪れて感じたことは、 
とてもいい意味での「観光地的雰囲気」を 
持っているなということでした。 
 
それは寺の山門があり、 
その前の参道的場所に土産物店が 
ひしめいているという状況。
 
 
どこか地方の由緒ある門前町や 
ちょっとした京都や鎌倉などの雰囲気を 
プチ的に味わえるような感じ。 
 
雰囲気がここと少し似ている場所を 
神奈川県で挙げると、例えば江の島の参道、 
或いは大山の参道、などでしょうか。 
鎌倉ですと、小町通り等の大場所ではなく、
鎌倉宮の前の道とかになるのでしょうね。  
 
恐らく、多くの日本人にあっては、
 「いかにもな観光地の雰囲気に身を委ねる」 
という感覚は好きだろうと思います。 
 
そういう意味では、この深大寺は 
そうした雰囲気を手軽に東京で味わえる 
場所と言えるでしょうね。 
 
古来から言う「物見遊山」というのは、 
まさにそういう感覚だろうと思います。 
英語的にはサイトシーイング。 
山というのは本来は寺の事ですからね。 
(寺で遊ぶという意味ではないですよ) 
 
もっとも個人的な嗜好としては、
その感覚も決して嫌いではないのですが、 
その地で人が話題にしていないことなど 
を探す方がむしろ好きかもしれません。 
ということで、下の写真。 
 
 
湧水の地としても有名という深大寺の 
前を流れる綺麗な小川。 
そこにクレソンが大量に自生していました。 
誰も目にも留めていませんでしたが、 
こんなことを発見するのも面白いものです。 
 
最後におまけ画像。  
深大寺門前にある鬼太郎茶屋という飲食店 
にある「鬼太郎ハウス」です。
 
 
作者の水木しげる氏は故郷の境港市の後、 
この調布市に住んでいたようで、 
そんなゆかりなのでしょうね。