伊豆の「シカ」を食べる | 柑橘スローライフ

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「はい、シカ」
と知人から、鹿肉の冷凍ブロックを随分前に渡されました。


「はい、シカ」と言われても、よく判らないので、
ずっと冷凍庫に入れっぱなしにしていました。


「鹿肉は美味い」という情報が多いことは、
貰った当初に調べてみて判ってはいたのですが、
腰を上げようやく先日食べてみることにしました。
下は解凍したブロック状態のものです。




その知人の友人が猟師さんとのことで、
伊豆で捕獲した本州鹿(ホンシュウジカ)のようで、
昨シーズンのもののようです。


店で「蝦夷鹿(エゾジカ)」の肉は食べたことがありますが、
自宅で鹿肉を解凍して食べたことは無く、まさに初体験です。
下はスライスしたもので、なかなか綺麗なのですが、
脂肪の部分が意外と多く、また冷凍で酸化した部分も削ぎ落したので、
ほんの僅かな一口ステーキにもならない程度になってしまいました。




鹿肉は「臭いのでは」という先入観もありましたが、
それは違うらしく、しっかりと血抜きがされているものならば、
牛肉よりも臭みは少なく、むしろくせは無いようです。


はたして、どんなものか。




普通に美味いです。クセはほとんどありません。
普通にビーフです。牛の赤味と言う感じですね。
でも、飛び上るほどに美味いという感じでもないかな。
焼き加減などの調理法が少し難しいようです。


神奈川周辺では伊豆や丹沢ですが、今は全国各地で鹿が増え、
樹木や農作物を荒らされる被害が多く出てきているようです。
確かに伊豆の山地に行くとよく見かけるし、
山の下草が禿げあがり、木々の下のほうの部分が枯れているのを見ます。


よって計画的に猟師さん(ディア・ハンター?)により捕獲し、
人が食べることが必要になってきている局面のようなのですが、
鹿肉はなじみが薄いので、なかなかそうした流れにはならないようです。


しかし、ジビエ料理などとして、鹿肉の流通を地域の活性化に
繋げるような動きは各地に出てきているようです。
更なる普及のためには、鹿肉は臭くない、クセがない、美味しい、
などと一般に対してもう少しアピールする必要があるでしょうね。


下は3年弱ほど前に伊豆の天城高原で実際に撮影した写真です。
まさにこういう鹿なのだと思います。




人によっては、可愛いからいやだ、
というような感想を持つかもしれませんね。
でも、そんなこと言ったら、若鶏(ヒヨコ)は可愛くないのか、
ということになってしまいますね。
ごく一般の人はケンタッキーとかで、何の躊躇もなく、
普通に「ヒヨコの少し大きくなったの」を沢山食べてますからね。


そういえば、鹿はモミジと言いますね。
綺麗なモミジをどこかに見に行かなくては......
と市内の「新林公園」で写したモミジです。



既に枯れ始めあまり綺麗な状態ではありませんでしたが、
色は真紅で鮮明でした。


今朝の湘南地域は、いい感じの「いわし雲」が広がりました。









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