「球春到来」ということばは有名な俳人・正岡子規さんがつくった、
というお話が開会式でありましたね(みんな、聞いてたかな?)

世の中はまさに、野球ができる春が来て、
いたるところで盛り上がっています。
子規さんがいた明治の昔から野球が好きな人がいて、
この時期、うきうきしていたんですね。

 



ウイングス、新5、6年生のAチーム、この週末、市の春季大会をむかえました。
午前中、全チームが集う開会式に出席し、
そのまま昼から1回戦に突入、というあわただしい一日です。

相手は仲良くさせてもらっているお隣のチーム・鵠南シーガルスさん。
練習試合をやれば接戦を演じるよきライバル、好カードですね。

Aチーム、練習試合では最近ちょっと敗け先行ですが、
守備・走塁ともに、実戦を想定したプレーの練習を重ねてきて自信もついてきました。
天神スポーツ広場のきれいなグラウンドでキャプテンの一声、
「がんばりますか~?さあ行こう!」
((C)ヌートバー選手)

大会の緊張感もほどよくいい感じ。
前半戦、試合を優位に進めます。
先発ピッチャーは安定感No.1のこの女の子。テンポよく、アウトをとっていきます。
2回終了時で3-1でリード。



しかし、相手の攻撃3回1アウトから、
二巡目になる相手打線の中軸につかまってしまいました。
連打を浴びてランナーを溜めたところで痛打。
代わった速球派ピッチャーも流れを止められず。
緊急登板した3人目、キャプテンがやっと3アウト目をとるも、
一挙9失点のビッグイニングになってしまいました。

この時点で3-10。
そこから後半戦は、チャンスを作って少しずつ点を取り返しますが、
大事なポイントで攻めきれないミスも出たりして、5-10で試合終了。
舞い散る桜の花の中、春季大会は涙の1回戦敗退となってしまいました…。



このメンバー、2年前のCチーム、去年のBチームだったときは、
「途切れずに声を出そう」「ちゃんと考えよう」っていうのが課題でした。
でも今日の試合、ベンチのメンバー含めてそのあたりはバッチリ。
成長をちゃんと見せてくれましたね。
あとはもうちょっとの技術、っていう感じです。



監督からはずーっと、
「応援しよう!」ということを言われていました。
自分が凡退しても前後のバッターを応援しよう!
自分がエラーしても味方のプレーに声援を送ろう!
だって、自分が失敗してもチームが勝てばいいじゃない。

なるほど、そりゃそうだ!…と、
今日のみんなは、
いいプレーが出たら大盛り上がり、失敗があってもドンマイ!と声を掛け、
ベンチのムードはいい感じ。
これを忘れることがなければきっとこれから、
いっぱいいい結果を出すことができそうですね。

今日の桜は散ったとしても、野球の季節ははじまったばかりです。

がんばりますか~?