ゴールデンウィーク!
野球にはちょうどいい季節です。
いまだ大きな試合での勝ちのないウイングスAチーム、
がんばりどころがきましたよ!

みんなで誓ったレベルアップのために、練習練習、
そして、海沿いの街ならではの懇親もばっちりです。
地引網からの、ビーチフラッグで勝負!




そんなゴールデンウィーク後半、大事な試合がふたつ、ありました。

ひとつは夏季大会1回戦。
片瀬スカイラークスさんBチームとの対戦です。

そろそろ勝ちたい!
当日練習からそのまま会場入りし、挑んだ試合、
気を吐いたのは副キャプテンでした。

 



先発のマウンドにたつと、
ストライク先行の締まったピッチング。
彼にひっぱられるかたちでバックもきっちり(エラーがなかったとはいいませんが…)。
相手の攻撃を1イニング4球で終わらせる回もあるなど、
3回終了時で3-3の好ゲームをつくっていきます。
ついに初勝利か…!?

ところが4回と5回の守り、守備が乱れました。
雨が降ったりやんだりするなか、
みんなのプレーにも暗雲が…。

最後は立て続けの失策もあり、なんやかんやで4回4失点、5回3失点… 
結局3-10のコールド負けになってしまいました。
3回までのいい展開から、急降下…
 

なすすべもなかった春季大会からまだ1か月。

すぐにはチームは変われないってこと。
でもこの日は、途中まで惜しかっただけに悔しさもひとしおでした。

 


涙にぬれたこの試合の翌日には、
シーサイドリーグ、鵠南シーガルスさんとの試合がありました。

前日投げぬいた副キャプテンは、今日は投手での登板はできません。
頼りになるキャプテンも足を少し痛めていていつもと違うポジションに。

試合は序盤に7失点の苦しい展開です…。

そんな重苦しい雰囲気を変えたのは5年生の女の子です。
控えから4回裏、投手として登板。ピッチャーは4年生の時以来で久しぶり。
鋭い速球はないけれど、彼女の持ち味は抜群の制球力。そしてピンチでもまったく球が乱れないメンタルの強さ。
連続コールド負けが頭をよぎり、まわりの男子たちが浮足立つ中、どこ吹く風と相手の攻撃をシャットアウトしてしまいます。

そして攻撃ではもうひとりの5年生の女の子がチャンスを演出!
ここ最近、レギュラーに定着したこの子。
身体は大きくないけど、
いまや安心して見ていられる軽快な守備、
打席でもボール球を見極める選球眼と、ときおり鋭いヒットも。
出塁能力の高さで監督の信頼を勝ち取りました。
普段は楽しいおしゃべりがとまらないムードメーカーだけど、
ちゃんとずーっと、練習もしてるもんね。



5回、6回と彼女の出塁からチャンスをつくり、計6得点!
女子二人の活躍で試合の主導権をたぐり寄せました。
一時の8点差から2点差まで詰め寄りますが、
最後は2アウト2・3塁から、大きなセンターフライを好捕されてしまい、試合終了です。
あと一歩!というところまで詰め寄ることができました。
でも、負けは負け…。



「外野は最初の1歩が大事だよ!」「鵠南の野手が球をとりに走った勢いのまま投げてランナーを刺してた、あれをできるようになろう!」「試合の最初にもっと落ち着こう!」
試合終了後みんなで思ったことを言い合います。
そして、キャプテンの掛け声で「午後は広場に集合!」、今日思ったことをこれから確認・カイゼンですね。


コーチにはまだまだ、練習でも真剣さがたりない、と言われちゃうウイングスAチーム。
自分たちでそれを変えられる? そして結果をだせるかな?
結果を出す、って大人でも難しい。でもそのチャレンジに絶対に意味はありますよね。

「春の雨は百穀を潤す」といいます。
種を植えて、水をやって、

このがんばりが実を結ぶ(→とりあえず初勝利…!)まで、
きっと、もうちょっとです。