「BUNGO」という人気野球マンガの主人公、豪速球ピッチャーの文吾くんは小学生時代、壁に穴があくほど(!)の投球練習を繰り返します。
有名な「MAJOR」の五郎くん、ほかの選手が1足のスパイクを使っているあいだに3足もはきつぶしたというエピソード。

…と、そこまではなかなかいかないけど、ウイングスAチーム、この数か月、みんな努力を重ねてきました。
そして迎えた最初の大舞台、春季大会1回戦です。

相手は強豪の一角、羽鳥ファイターズさん。
しかし会場は「ホーム」の鵠沼小学校。
みんなのお父さん、お母さんにおばあちゃん、
卒業した先輩たちも…たくさんの観客が集まってしまいました、大変だ!
スタメンにはフレッシュな顔ぶれもはいりました。
ケガで休んでた子ももどってのメンバーで、いざ勝負!



ところが試合のほうは思うようにいきません。
エラーから出塁をゆるすと、しっかり進塁され、
ヒットとフォアボールの連続…。
1回を終えたところで0-9と大差をつけられてしまいます。

反撃を見せたのは2回。
三振振り逃げのあと、
7番に入った6年生が彼初めての長打となるツーベース、
デッドボールでの出塁もあり、
下位打線でチャンスを広げていきます。
しかしこの好機も、鋭いダブルプレーで終了…
相手守備のレベルの高さに阻まれてしまいます。

このまま、あとはほとんどいいところなし。
1-13
3回コールドで敗退となってしまいました…。



向こうの攻撃ではどうやっても流れを止めることができず、
こちらの攻撃ではチャンス、というところでしっかりと守備で仕留められてしまう感じ。
完全に力敗け。

試合後、いろんな反省がでましたが、
声出しがちょっとうまくなったところで、来週強豪チームに勝てるようになる、ということはないよね、
というのはみんな身に染みた様子。
根本的なレベルアップを、しなきゃですよね。

これまでなにもやってこなかったわけじゃなく、
いいきざしもたくさん見えました。
最近の努力と急成長を買われてスタメン抜擢の女の子、守備も軽快、打席でもしっかり出塁しましたよね。
ベンチを仕切った6年生の外野手。明るい彼がよく通る声出しをすると、出場メンバーは勇気づけられました。
ずっと努力してきて初の長打を放った6年生、まだまだ打ちたい!と意気盛んです。
チーム全体としても、強いチームに対して試合前から負けている、という雰囲気はなかったですよね。



ゴールは秋の大会として、まだ半年、時間は十分。

今日見えた「きざし」、見えなかった「きざし」(?)、
とにかくそれらを育てるために、
毎日必ず1歩ずつ、おいつきおいこす努力を重ねていこう!とみんなで誓いました。
もちろん羽鳥さんだって成長するわけですから、こっちは2歩ずつで!
ルフィだって、強い相手に歯が立たず、修行の日々をかさねてから急激に強くなりますよね(野球マンガネタ切れ)

 



レベル違いとあきらめるにはまだ早い!
大舞台でこのチームのみんなが会心の笑顔を見せる日を、
大人一同、待ちわびてます。