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 先日、実家の母の所でたまたまついていたテレビを見ていたら、

 

「40代50代で老眼鏡を使っている人の%は?」

 

というクイズをやっていました。

 

ゲストは

 

「15%!」

 

と答えていたので、正に自身の事である私は、

 

「いやいや、60%ぐらいだよね、分かってないな、このゲストさんは。ま、若いから分からないね」

 

なんて言いながらみていましたが。

 

正解は・・。

 

「13%!!」

 

「えーーっ!」

 

うそ、そうなの?

 

私は30代まで目に不自由したことがなく、子供の検診で眼科に行ったついでに一緒に検診してもらった時、

 

「あなたの様に目がとても良い方は40過ぎたらすぐに老眼になります」

 

と先生が言い放った通り、40を過ぎると一気に手元がぼやんとしてきました。

 

そして、今は1番の悩み。

 

遠くははっきりしてるのに近くはぼんやり。

 

メガネをかけると近くは良いけど遠くがぼんやり。

 

仕事柄、遠くと近くを交互に見ることが多いので、本当に本当に不便です。

 

でも、みんなそうなんだから仕方ないと思っていたのに、こんなにひどい人はたったの13%なんだ!

 

ショック!

 

そう言えば同年代のお友達もみんなそれほどメガネかけてない。

 

写真や携帯ぐらいは裸眼で見ています。

母でさえもメガネをかけるのは字を書くときぐらい。

 

目に良いサプリメントはずっと飲んでいるし、目の体操もしていますが、老眼の進行には勝てません。

 

遠近両用メガネも試しましたが、足元が遠くなって怖くて歩けません。

 

鼻にかかるメガネの重さもなかなか慣れない。

 

そこで、3年ほど前、

 

「遠近両用コンタクト」

 

なるものがあると聞いて、早速コンタクト屋さんに作りに行きました。

 

生まれて初めてのコンタクト。

 

まずは、出し入れの練習。

 

息子は毎日ささっと数秒でやっているし、近頃の子供達はカラーコンタクトをおしゃれでするぐらいだから、簡単にできるだろうと甘く見ていたのです。

 

「すぐ慣れるよ」

 

と、息子は朝忙しいときでも片手でパッパと目に入れ、

 

「いってきまーす!」

 

ところが、息子と違い、私は近くが見えない!

 

まず、コンタクトケースからコンタクトを取り出し指の上に乗っけられているかどうか、

 

「私は今、コンタクト持ってる?」

かどうか

 

が、見えないって事に気付きました。なんという不便さ・・。

 

仕方ないので度の強い老眼鏡を掛けて、コンタクトが確実に指の上に乗ったのを確かめ、そのままだとメガネで目には入らないので、さっとメガネを外す。

 

そして、鏡でまぶたを開きコンタクトを入れようとしますが、ボヤけるので睫毛やまぶたにさわってしまい、すぐにどこかにいってしまいます。

 

いえ、実際は指の上にあるのですが、見えないので、

 

「あら?入ってないよね」

 

と思ったらまたメガネを掛けて指の上を確認。

 

目の中に納めるまでそれはそれは時間がかかりました。

 

そんな苦労をして入れるコンタクトでしたが、入れてしまえば調子が良いかというとそうでもない。

 

なぜなら、やはり、コンタクトは小さいので、メガネほど遠近の度の幅が出ないそうなんです。

 

だから、自分が見たい範囲をどの程度見えるようにするか、かなり限定しなければいけません。

 

最初、手元に合わせたコンタクトにしたら、普段はっきり見える遠くがボヤけて全く見えず歩けないし、かなりのストレス。

 

1時間もしていられず、コンタクト屋さんに訴えると、

 

「そうなんですよね、だから、遠近両用コンタクトはあまり普及しないんですよね」

 

「結局、うっとうしいときにすぐに外せるメガネに戻っちゃうんですよ」

 

と言われてしまいました。

 

そういうことね。

なかなか上手くはいかないですね。

 

考えた末、最低の度数で、近くも少し見え、遠くも少しボヤけって所で妥協して一応作ってみましたが、数回使っているうちに、あまりにも出し入れが下手すぎて目が炎症を起こし、赤くなってしまったので、それ以来、引き出しにずっとしまったままになっていました。

 

コンタクト屋さんのおっしゃる通り、メガネに戻る多数派になったのです。

 

そして、ここ最近。

 

パソコンを見る仕事が増えたせいか、またまたぐっと目が悪くなったのを感じていました。

 

お友達とご飯を食べにいってもお料理が良く見えません。

メガネをかけるとお友達と話すときに相手の顔が良く見えません。

不便!

 

メニューはもちろん見えません。

 

メガネをかけたり外したりいろいろな度のメガネを持ち歩いて荷物もいっぱいです。

 

で、ふと、思い出しました。

 

「あ、コンタクト、今したら、前と違った感じかも!」

 

机の中から探しだし、消費期限を見てみるとまだオーケー!

 

よし、何年かぶりに入れてみよう。

 

ってわけで、久しぶりにコンタクトに挑戦してみました。

 

以前出し入れで目の炎症を起こしたので、コンタクトを入れるときにメイクで使う10倍鏡を使いました。

 

何回か失敗しますが、まぁまぁ、何とか入れられる。

 

そして、休みの日に両目入れて過ごしてみました。

 

うん、結構いいんじゃない?

 

老眼が進行したおかげ?で、遠くもある程度はっきりみえます。

近くは何とか書類が読める程度はオーケー!

 

使えるかも。

と、思いました。

 

いけそうなので、そのまま外を歩いてみると。

 

1つだめなのは風。

 

風が吹いて目に当たると急にコンタクトがゴロゴロして見えなくなります。

 

「室内で使うにはなんとかなりそう」

 

どうしても、メガネじゃない方が良い時など、使うことにしよう、と思いました。

 

それにしても慣れとは恐ろしく、コンタクトをしていればなんとか携帯のラインは読めるのに、コンタクトで見えていても、ラインが鳴るとまず、メガネを探している!

 

身に付いた習慣ですね。

 

年を重ねるとは、いろいろ大変です。

でも、それなりに慣れていってるんだなって可笑しくなりました。

 

息子や娘を見ていると、若いって楽だねぇと思います。

 

母年代はいろいろ不便はありますけれど、なんとか楽しく考えてやっていきたいものですね!