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夏の頃。
仕事帰りに近所のセブンイレブンで朝食用のパン等を選んでいると、電話をしている声が聞こえてきました。
「えっ?なにアイス?バニラとチョコがあるけど。バニラ?バニラね?はいはい、じゃ、今、帰るから」
元気の良いお母さんが子供と話している様。
なんか知ってる声の様な・・と思って振りかえると、やっぱり。
お世話になっているケアマネージャーさんでした。
あっ、と思って見ていると、彼女も顔を上げて
「あっ!虎白さん。やーだぁー、こんばんはー!」
春過ぎて、ケアマネージャーさんが変わり、以前の方より若い、40代の前半位かな、っていうこの方になったのでした。
「いやいや、お恥ずかしい!子供に頼まれて。アイス」
「お子様小さいでしょうから大変ですよね。お仕事お忙しいし」
と言うと
「いやー、虎白さんだって」
とおっしゃるので
「私は子供小さくないですけど毎日のようにここに来てます、ハイ」
と答えました。
「セブンイレブンありがたいですよねーっ!」
とお互いに。
時間はその時同様だいたい夜の8時頃に。
スーパーに間に合わなかったり、買い物し忘れたり、おかずが足りなかったり・・。
なんやかんやで週の半分以上は利用しているダメな主婦の私です。
すると、彼女
「あ、私も毎日来ます。ここ、私の『第2の台所』ですから!」
と言ったので、
「名言!私もだ」
と2人で大笑いしました。
それ以来、彼女と顔を合わせる度に
「じゃ、私、これから『第2の台所』寄って帰ります」
「はいっ、私もすぐ後を追います!」
と言う会話が恒例となりました。
考えてみると、コンビニって子供の頃はなかったし、かなり大人に近くなるまでなかった様に思います。
なのに今は当り前に使わせてもらってる。
便利な事ってすぐに慣れちゃうのですね。
ブログをあれこれ読ませて頂いていると、働いていても本当に上手に家事をこなし、お弁当も作る方が沢山いるんだと尊敬し、我が身を反省するのですが、自分はなかなか出来ない。
子供達が買い物しておいてくれればなぁ、と思ったりしますが、虎太郎も虎子も自分の事に忙しく、協力を期待できません。
私の場合、教育も悪いって事ですね。
家事も仕事もこなすお母さんは本当に凄いなぁと思います。
10月に入り、そのセブンイレブンに張り紙が出ました。
「店内改装の為、下記の間お休みします」
改装前の閉店セールとお休みの期間が張ってあり。
3週間程改装にかかるという事が分かりました。
「・・この期間は帰りに遠くのスーパーまで寄ってこないとならないのか・・」
いつも当たり前に行っていた近所のお店がない不便さ!
雨が降ったり気温が低かったり夜遅かったりすると、遠回りが堪えます。
そして、3週間。
遠回りもやっと少し慣れ、パンと夕食の食材をを購入し、家に帰ると虎太郎がセブンイレブンの袋を持ってチキンを食べていました。
「あっ!それ。え、もしかして今日・・」
「セブンイレブン、オープンセールやってたよー」
と、虎太郎。
がーん。
あんなに待ち焦がれていた改装オープンの日を忘れて遠くのスーパーで買い物してきてしまったのでした。
「くやしい!ちょっと、オープンセール見てくる」
と出ていく私に
「悔しがるとこ間違ってね?」
と横目で虎太郎。
さっそく、購入意欲満々で改装されたセブンイレブンに行ってみると、オープンセールのせいか人がいっぱいです。
そして、ぱっと見たところ品物も増え、レジの数もレイアウトも変わっています。
そのせいか通路は少し狭くなっている感じ。
張り切って一回りして見ましたが、何しろ買い物はすでにした後なので
それほど買うものもなく、オープンセールのデザート等を虎子用に買って帰ってきました。
「広くなってセブンイレブンぽい配置になってたでしょ」
帰ると虎太郎がそう言いました。
「そうだね!あーこれでまた遠回りしなくても良くなった、良かったー」
と私。
完全にコンビニ依存しているのを自覚した3週間でした。
そして。
次にケアマネージャーさんと会った時。
帰り際に彼女、
「やっと第2の台所も復帰したし。本当に良かったですよねぇ。不便でしたよねぇー!」
と言うので、私も
「ほんとほんと。でも、まだ前の配置のクセが抜けずに品物の位置迷いますよね」
と言うと
「そうそう、動きが慣れなくてね」
そして、2人で
「動線がね、まだまだ甘いですね」
と言って自虐的に爆笑。
「じゃ、お先、第2の台所行ってます」
「はい、すぐ後を追います!」
といつもの会話をして別れました。
完璧な主婦の方や夜遅くまで働きながら小さいお子様育てているケアマネージャーさんや、頑張っている方はいっぱいいるなぁ、と考えると、私もがんばろ、って思えてきます。
そして、便利なコンビニにも介護で助けてもらっている方へも、手抜き母に文句も言わない子供達にも感謝です!