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最近、子供達の会話に恋愛系の話が増えています。

そんなお年頃になったんだなぁ、と、母としてはちょっと面白がってます。

 

兄妹で話している時に私も加わる時もあれば、それぞれに直接聞くときもあります。

 

と、言っても、だいたいはお友達の話。

 

最近盛り上がってた話は、虎太郎の仲良しの同級生、あしぽんと呼んでいる友達が、同級生の女の子と付き合いたいお話。

 

「食事ばっかり行ってたってしょうがないじゃん、って俺はあしぽんに言ってるんだよ」

 

と、虎太郎が虎子に話していて、楽しそうなので私も横から口を出しました。

 

「食事行ってるって事はデートって事だからそれで良いんじゃないの?」

 

と、聞くと、

 

「本当にご飯食べて終わりで、また、次は何処に食べに行こうってだけでさ、ずっとそればっかり。付き合いたいならもっとほかの所誘うとかあるでしょ、普通」

 

「そーかね。じゃ、たとえば?」

 

「映画行くとかさ、花火行くとかさ」

 

まだ花火大会の頃の話です。

 

「でも食事行ってくれるんだから、結構、脈ありそうじゃない?」

と言うと、

 

「食事はあしぽんがおごってるしなぁ、どうだろ」

 

なるほど。ただ食べたいだけって事もあるわけね。

 

「一緒に勉強もしてるって言うんだけど、試験前に資料欲しいだけって可能性もあるんだ。彼女、前回テストが良くなくて、あしぽんは成績良いからさ」

 

「なるほど。大分わるーく取るとそうなるのか」

 

が、その横で

 

「花火大会、良ーい!!」

恋愛経験のない虎子が勝手に盛り上がって言います。

 

「やっぱ、デートは花火大会とかお祭りとかでしょ。ドキドキしそう!」

 

ドラマの設定か!

 

浴衣着て、告白ってヤツかい。

 

「そうでしょ?だから俺もあしぽんにそう言ってたら、この間のお祭りは誘ったんだって」

「へー、で?行ったのー?」

 

聞いてると私も気になってきます。

 

「行った。俺が綿密に計画立ててさ、シチュエーションも考えて、その通りにやって」

「うん」

「ついに祭りの帰りにやっと告白したらしい」

 

「えー、やったじゃん」

「そこまで考えてあげたんだもん」

 

設定はややベタな感じですけど。

 

それに虎太郎が考えるのは余計なお世話っぽい気もしますが。

 

「きゃー!それで返事は?返事は?」

と興奮する恋愛経験なしの妹。

 

「それがさ」

 

「うんうん」

興味津々の虎子。

 

「返事は週末まで待ってって言われたんだって」

「・・・週末?どういう事?」

 

「わからない。今度はそれを相談されてさ、いろいろ考えたんだ」

 

あしぽんが告白したのは火曜日。

週末までと言われて、週末に会う約束があるわけでもなく、じゃ、なんだろ?って事で・・。

 

「親に相談するんじゃないかな」

と虎太郎。

 

「えっ?親に?」

驚く私。

私も親で、こんなに話に参加してるんだから言える立場じゃないですが。

 

「彼女は普段、下宿暮らしだけど、週末に実家に帰ってるんだって。だから、母親にでも相談して決めるんじゃないかって俺は思ってるわけよ」

 

「へー。結婚決める訳でもないのにそんなもんかねぇ」

と私。

 

でも、考えてみたら私の友達でも大学の同級生と結婚している人は沢山居ます。

 

「それは、きっとそうだよ!私だってママに相談するもん!」

と、虎子。

 

そうなの?

相談されれば嬉しいけど、なんだか口出していいもんなのかどうか。

 

今から付き合うなら結婚しても良いような相手と、って事もあるんでしょうかね。

 

親御さんとしてはその方が安心かもしれません。

 

次の週。

 

「そう言えばあしぽん、どうした?」

 

と虎太郎に聞いてみました。

 

彼女は本当に親御さんと相談したのかな。

 

「それがさぁ、あいつ、土日は大変だったらしいよ」

 

虎太郎がクックッと笑いながら言いました。

 

「土曜も日曜も彼女からラインも来なくて、何も手につかなくて家でずっとうろうろしてたんだってー」

 

「うそ!あはは!かわいそうだったねぇ」

 

「うん、で、電話してみる勇気もなくて、よく眠れないで月曜日になっちゃったらさ、」

 

「うんうん」

 

「朝早くにラインが入って」

「うん」

 

「よろしくお願いします、だって」

 

「わぁー!良かったねぇ」

「ああ。アドバイザーとしては本当に良かったぜ!」

 

虎太郎のアドバイス等、全く関係なかったと思いますが、ま、めでたしめでたしで。

 

「やっぱりお母さんとかに相談したのかな」

と聞いてみると

 

「まぁ、分からないけど、実家に帰って戻ってからの返事だから、したんじゃないの?」

と。

 

その後、男8人仲良しグループ恒例の

 

「彼女が出来たお祝い会」

 

で、あしぽんは皆に飲まされて潰されていたようです。

 

青春ですねぇ。

 

「最近のあしぽんの悩みはさぁ」

と虎太郎。

 

「幸せすぎて、別れたらどうしようって怖いんだってさ」

 

はいはい、良かったね。

 

「なんでも彼女の言うこと聞いちゃうんだって。あいつ、もともと振り回されるのが好きって言ってたからなぁ」

 

そんな虎太郎との会話を聞いて、妹、虎子

 

「あーーーーーいいなぁー。クリスマスまでには彼氏欲しいー!!」

 

「クリスマス2ヶ月しかないよ」

と言うと

 

「彼氏と一緒にイルミネーション見に行きたいじゃーん。無理かなぁー。あー、お互いクリスマスまでに彼氏作るのがんばろうね!ママ!」

 

いや、母は作っちゃダメでしょ。

 

「あ、そっか!あはは!」

 

完全に友達としゃべっている気になっている虎子でした。

 

出会いがあって好きになって告白して・・なんて、いくつになってもあり得る事ですが、若い時のときめきは懐かしく、微笑ましいです。

 

本来すっかり忘れている感覚 (さみしー )ですが、子供達の話を聞いていると思いだし、自分も同じ立場の様に参加出来ちゃうから、親ってちょっとお得ですね。

 

虎子がどんな人を好きになるのか、その相談を受ける日はいつでしょう。

 

楽しみです。

頭でっかちになってる虎子ですからちゃんと好きな人出来るのか心配ですけどねー。