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虎子の力作、誕生日動画を見て、自分の写真写りの不満が、娘への感謝の気持ちではおさえきれなかった私でありますが。
去年、91才で亡くなった叔母は写真の選別は徹底していました。
叔母は母の年の離れた姉で、独身でしたので、3年ほど前に私が本人から頼まれて施設を探し、お手伝いやら介護やらしていました。
叔母は若い頃から旅行もよく行っていたので、荷物を整理する時は写真がいっぱいでした。
でも、本人が気に入らない写真はなかったはず。
だって、写真を見て気に入らなければ
「良くないわね」
ベリッ!
即、破ります。
いさぎよい……。
後に残す様な事はしません。
子供の頃から叔母と写真を見る時のイメージは変わらないので、きっと生涯、一貫した感性だったのでしょう。
私からみたらあんまり写り、変わらないけど……言えない。
叔母は施設を選ぶ時、
「絶対にお風呂が1人で入れる所を探して」
と言ったので、その通りの所にしたのですが、施設としては足が悪い叔母にケガをさせないように、見守りだけはしなければいけません。
でも、その説得は大変でした。
ヘルパーさんが一生懸命説明します。
「決まりですし……」
「ダメ、私は絶対に脱いだとこ人に見せられないの」
「見ませんよ、脱衣所で待っていて、何かあった時だけ……」
「あ、それもダメなの。もう、やせてお腹もシワシワだし足もガリガリだし、絶対にダメなんです(怒ると急に敬語!)」
「でも、危ないから」
「いいです、じや、入りませんから」
こうなるとだだっ子です。
長時間の説得で、絶対に見ない事を約束し、やっとお風呂に入ることになった叔母。
ヘルパーさんは両手で大きなバスタオルを目の前に広げて
「見てない、見てない」
言いながら、タオルの端からチラッと見守り。
叔母は時々振り返って見てないか確認しながら入浴。
子供か。
とは思いつつ、逆に尊敬も。
自分がどう見えるか、いつまでも気に出来るのいいなって。
だから若々しいんだな。
お正月に夫のウシオ家で撮る親戚全員の家族集合写真。
何枚か撮って最終的にどれを引き伸ばすかを選ぶ時だって女性陣は自分チェックが念入りです。
84才で現役バリバリで働いているウシオ母も叔母と同じ。
じっくり写りを確かめて、手は抜きません。
叔母の遺影は私の結婚式の時に撮った、目一杯おしゃれしている時の写真にしました。
大分若いですけれど、シワシワ選んだら怒られちゃいますから。
その前にそんなシワシワなのは、もう破り捨てられて残ってないですが。
私も生涯、写真写り気に出来る様で居たいなって思います。
現実も受け入れながら!