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3月も終わり4月です!
卒業、旅立ちの季節ですね。
卒業の思い出を振り返る時、最初に思い出すのが 、親になって初めて経験した息子虎太郎の保育園の卒園式です。
虎太郎の行っていた保育園は3才児までの保育園だったので、虎太郎達、卒園児は皆まだ3才でした。
当日はいつもの教室に小さい椅子が15個、横1列に並べられ、ほんの5メートルほど前にお話しをする人が立つ台。
その両方が左右に見えるように親の席が並べられていました。
壁には先生方の手作りの飾りや文字がいっぱいです。
虎太郎もその日は初めてのシャツと蝶ネクタイ。
私もウシオさんもしっかり紺のスーツです。
場所は小さい教室でもちゃんとした式。
周りの親御さん達も先生方も正装で、なかには着物の方もいるという、和やかな中にも厳粛な雰囲気の会場になっていました。
保護者席に付くと、ドアの外で15人の子供達が入場を待って並んでいるのが見えます。
入園の時は0才でみんなダッコされて居たのに、今は整列して並んでる!
もうそれだけで親はやられてます。
いいショットを撮ろうとみんなビデオを構えて撮り始めているのですが、我が子の成長に泣けて泣けて、静かな中、すでに鼻をすする音があちこちで聞こえます。
誕生日順の整列なので4月生まれの虎太郎は先頭!
あー虎太郎よ、大きくなった。
めくるめく子育ての日々。
あんなことこんなことあったよね。
「入場です」
司会の先生の声でピアノが鳴り入場……のはずなんだけど、あれ?
ピアノが なんか……滞ってる。
「あっ……(ポーンポポ……)あっ……」
ん?、とピアノの方を見てみると、ピアノ担当の若い先生、あまりの緊張で指が固まってしまい何回やっても出だしの部分でつかえてしまっている。
「あっ……どうしよう(ポーンポポ……)あっ……やだ……ごめんなさい……やだー」
ズルズルしながらビデオを構えていた親軍団も、どした?と向きをかえる。
「あれ?……やだ……」
ピアノ先生、焦れば焦るほど指が動かず、どうしても出だしが始まりません。
子供達は廊下でずっと足踏みしています。
そしてパニックになった先生、ついに立ち上がり絶叫 。
「どうしようー!!ビデオに残っちゃうーーーー!」
ズルズルしていた親は吹き出し、一気に空気が柔らかく。
「先生、がんばれー!」
「大丈夫、落ち着いてー」
親からの声援がかかりました。
その後気持ちを立て直せた先生のピアノで無事、式は始まりました。
しっかり証書を受け取る子供達の姿は感動的で、あちこちから聞こえるわが子の成長を喜ぶ親の嗚咽が1番の大きな音で入っているビデオは、楽しい思い出と共に大事な宝物の1つになっています。
いろいろな卒業をされた皆様!
ご卒業おめでとうございます。
新しい世界でも羽ばたけますように!!