どうも、こんにちは。怠け者ブログにようこそ。

 

えー……。

 

ブログのお引っ越しにともない、Gooブログさんから一括してこちらに記事を移そうとしたものの、なぜかうまくいかなかったので、ひとつひとつ頑張ってコピペしておりましたが……。


もう途中で面倒くさくなったので、電子書籍関連記事だけ残して、あとはもう削除することにしました。


というわけで、いまやすかすかですが、ここからまた頑張って書こうと思います。


今後は、猫イラストはXに載せて、ブログでは電子書籍のお知らせのほか、スピリチュアルな失敗談なんかも書こうかな、と。


スピリチュアルで何をどう失敗するんだ? と思われるかもしれませんが。


あるんですよ、うっかりやらかすことが。


たとえば、数年前のことですが、わたしの身に謎現象が相次いだことがあります。

 

街に出ると、やたらめったら困っている人に出くわす、という現象です。

 

観光客の方に道を訊かれたり、なんていうのは、まだまだ序の口。

 

そのうちどんどんエスカレートして、目のご不自由な方に声をかけられて駅までお連れしたことが二回ありましたし、さらには、走行中の電車の中で気分が悪くなった方からすがられたこともありました。

 

そんなことが、ほんの短い期間に、たてつづけに起こったんです。

 

で、そのたびにわたしは、うまく対処できずにあたふたあたふたしてしまって! 

 

さすがに、これはおかしいぞ、と思いました。これまで何十年も生きてきて、そんな経験をしたことなんて一度もなかったのに、いまになってどうしてこんなに??? 

 

そして、原因に思い当たったのです!

 

ところで、みなさまは〝引き寄せの法則〟というのをご存じでしょうか?

 

その昔、ロンダ・バーン著「ザ・シークレット」という本がベストセラーになって、一気に世間に広まったように思うのですが、発売当時、わたしも買って読みました。

 

ただ、当時のわたしにはあまりピンとこず、うまいこと引き寄せもできなかったので、その本の内容はあまり覚えておりません。

 

しかし、いまや引き寄せについては、宇宙やら神さまやら量子力学やら、いろんな視点からいろんな方が語ってらっしゃいますよね。

 

個人的には、願望をひきよせる肝は、ざっくりこういうことだと思っております。

 

①    自分の願望が叶ったときの状態をできるだけ詳しく想像して、うれしい感情にひたる。つまり、夢が叶った状態の周波数と、今現在の自分の周波数を一致させる。

 

②    それを忘れる。(執着を捨てる。なぜなら、執着というのは、夢が叶っていない状態の周波数を反映しているから)

 

これで重要なのは②、つまり、叶おうが叶うまいが気にしない、っていうところでして。

 

いや待って、叶えたいからそもそもこんなことしてるわけで、気にするなって言われても! 叶ってほしいに決まってるじゃん! って感じですよね。

 

だから、なかなか上手くいかないんですよ、引き寄せの法則って。

 

そんなわけで、わたしはあんまり引き寄せの法則をあてにしたことはないんですが、しかし。

 

意図せずして、やらかしてしまってたんです。その結果が、〝困ってる人大量引き寄せ現象〟だったんです。

 

どういうことかというとですね……。

 

わたしは昔から、機転が利かないのがコンプレックスでして。

 

何かするときにはじっくり計画を立てて準備したいほうで、突発的な出来事にぱぱっと対処するのが、もう本当に苦手で。

 

さらに英語も苦手なので、外国人観光客の方に何か尋ねられても、パニックになるばかりで、たいていあとで自己嫌悪に陥ります。

 

で、そんなわたしには、日常的に妄想にふける癖がありまして。

 

まあ、これはおわかりいただけると思います。なにせ、その妄想を本にするのが仕事ですから。
 

ただね。その妄想の主人公を自分にすると、とんでもないことが起きるという……。

 

あるときわたしはバスを待っていて、暇だったものだから、ぼんやり考えごとをしていたんです。

 

「ああ、もっと機転の利く人になりたいなあ。困った人に出くわしたとき、テキパキ助けられたらいいのに。そういう人って、かっこいいよなあ……」

 

そしてあろうことか……人助けするストーリーや会話をでっちあげ、克明に頭の中で思いうかべて、にやにやしちゃったんですよ。

 

そうです。そして、引き寄せの法則が発動してしまったのです……!

 

宇宙はね! 時間つぶしにただ妄想にふけってるだけの変人を見つけて、勘違いしちゃったんですよ!

 

だから、

 

「えっ、人助けがしたいの? よっしゃ、その望み叶えたるわ!」

 

って、困ってる人を現実に作りだし、どんどんわたしの所に送りこんできたんですよ!

 

ぎゃああああああああ!

 

わたしは! そういう人になりたいと夢想しただけであって、そういう状況に出くわしたいと思ったわけじゃないんだあああっ!

 

あわててキャンセルしましたよ。

 

いままでの妄想、全部キャンセル! 取り消し! 

 

そして、またうっかりこんな妄想にふけらないよう厳しくおのれを監視したのです。

 

すると、それまで続いていた謎現象はピタッと止まりました。
 

ふう~っ。やれやれ。

 

いえ、べつに人助けがしたくないわけじゃないんです。ただ、おのれの妄想を成就させるために、わざわざ困ってる人を作りだしてもらわなくてもいいわい、という。

 

実力もないのに、分不相応な願望を引き寄せてしまったら、とんでもないことになるという教訓でございます。

 

ていうか、そもそも願望じゃないし!

 

そういえば、かのダイアナ・ウィン・ジョーンズ先生も、本に書いたことが現実になる、ということがよくあったそうで。これも引き寄せの一種だと思います。


妄想力って、侮れない。

 

みなさまも、どうぞお気をつけください。