リアルな脱原発の実現シナリオ | 橘秀徳 オフィシャルブログ Powered by Ameba

リアルな脱原発の実現シナリオ

 本日、政策研究会「コモンズ」の第一回例会に出席しました。

 講師は飯田哲也先生、テーマは「リアルな脱原発の実現シナリオ」。この夏、電力は足りたこと、財界・経済界が主張することが事実でないこと(例えば原発を無くすと製造業が駄目になる等)をわかりやすく説明いただきました。

 従来、原発を進めてきた先進国や企業が次々と「脱原発」を宣言する中、なぜ日本が拘泥しているのか、再処理・核燃料サイクルが破綻をする中、今後、満杯になっている使用済みの核燃料をどう処理していくのか、国民的議論と合意形成が課題。なぜ、こんな無茶苦茶がまかりとおってきたのか。

 使用済み核燃料の貯蔵は、各原発で平均あと6年、最短で2年の余力しかありません。50~100年の中間貯蔵、どこに置くか、どう処分するか、待ったなしの状態です。国民的な議論のための題材を政治が提示していくこと、私もその一助となります。