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主権議連にて声明をだしました

 昨日の尖閣諸島魚釣島 不法上陸事件を受け、急きょ、「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟(主権議連、原口一博・岩屋毅共同座長)」緊急会合を開催。海上保安庁をはじめ関係省庁からヒアリング後、議員間討議を経て、声明を出しました。


主権議連「尖閣諸島への不法上陸・中国国旗掲揚への厳重抗議 及び 日本政府に対し、厳正な対処を求める声明」 
 先の大戦では、膨大な数の方々が戦場で倒れ、戦禍に遭われ、命を失われた。
8月15日は、戦争が終わった記念日であり、日本国民にとって、英霊を称え、御霊を鎮める特別な日であり、世界の諸国民が恒久平和を祈る日である。
 よりによって、この8月15日に、我が国の領土たる尖閣諸島魚釣島に不法に上陸し、中国国旗、台湾旗を掲げた暴挙は、日本国民、世界の諸国民の思いを踏みにじるものであり、断じて許すことはできない。
  よって、「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」は、今回の不法上陸・国旗掲揚の一連の行為に対し、厳重に抗議を行い、下記のとおり、日本政府に厳正な対処を求めるものである。
  
  記
一.身柄送検も含め、厳正に対処すること
8月15日夜、野田佳彦首相は「法令にのっとり厳正に対処する」と発言されたが、言行一致で、身柄の送検も含め、日本の国内法で厳正に対処されることを求める。
れんがを投げる等の暴力行為があったと聞くが、三の調査の結果、こうした行為があった場合には、強制送還にとどめず、厳正に処罰することを求める。

二.海上保安庁が撮影したビデオ映像を速やかに公開すること

三.検証と国会報告を速やかに行うこと
1.民間団体による行為であったが、他国政府の関与があったのか、速やかに調査・報告を行うこと。
2.船体を安易に早期に返還することなく、徹底的に調査すること。また入管難民法以外に触れる行為の有無を徹底的に調査すること。
3.事前の上陸予告に関わらず、上陸を許すことになった。対応に不備がなかったか否か、適切に検証し、速やかに国会に報告することを求める。
4.他国の警備法制を参考に、対処方針を速やかに検討すること。

四.実効支配を深化させること
1.魚釣島・久場島に緊急の避難港を設置し、政府職員を常駐させる等、有人島化等の
必要な措置を速やかに行うことを求める。
2.魚釣島灯台を建替えし、大型化を図り、他島にも灯台を新たに設置すること。
併せて海上保安庁職員を常駐させること。

五.議員連盟が提案する以下の議員立法の内容について、検討・実現を図ること
1.国境離島の保全及び進行に関する特別措置法案
2.特定国境離島地区における土地の先買いに等に関する特別措置法案
3.領海等における外国船舶の航行に関する法律の一部を改正する法律案
 (領海内での外国船舶の情報収集や宣伝に関しても取り締まる等改正)
以上.

声明文にも書いたとおり、本日の関係省庁ヒアリングで確認したのは、不法上陸者が れんがを海上保安官に投げつけてきたこと。単なる出入国管理・難民法違反で強制退去という処分ではなく、厳正に対処すべきです。また、前回2年前に続き、またビデオ映像の公開が遅れることもあってはなりません。