衆議院安全保障委員会で質問に立ちました | 橘秀徳 オフィシャルブログ Powered by Ameba

衆議院安全保障委員会で質問に立ちました

 本日午前9時、トップバッターとして、衆議院安全保障委員会で質問に立ち、森本敏新防衛大臣から答弁をいただきました。

質問内容一:多国間防衛協力について。
 中国の活発化する海洋活動、特に尖閣諸島への中国政府公船の領海侵入事件を踏まえ、日米同盟を基軸としながらも、日本を中心に戦略をたてての多国間の防衛協力体制が必要と私は考えています。
圧倒的な軍事力を持つ中国と二国間で交渉することは非常に不利。同様に中国の脅威に直面するフィリピンを始めとする東南アジア諸国、9日に相模湾で海軍が自衛隊との初の合同演習を行ったインド、こうした国々との多国間の防衛協力を行うべきと考えるが、いかがかとの大臣への質問。

質問内容二:基地周辺自治体・住民への配慮について。
 まず、昨日米国フロリダ州で発生したオスプレイの墜落事故についての詳細と追加情報について、また今後の配備計画への影響。
次に5月22日から24日にかけての5年ぶりの厚木基地でのFCLP(空母艦載機離発着訓練)について。周辺では100dbを超える爆音に、深夜までの飛行。国会で仕事を終え、午後10時前に家に帰ったら、低空を飛行する戦闘機が窓から見えたこと、地元の市役所が電話でパンクしたことを紹介。
綾瀬市の笠間城治郎市長の「市民の切なる思いが踏みにじられている」、大和市の大木哲市長の「極めて遺憾。硫黄島で行うべき」との発言も大臣にお伝えし、両市長に早期に政務三役が会って欲しいと、要請しました。

大臣は、かつて御自身が外務省時代に厚木基地を担当され、何度も足を運び、他人事とは思えない、と答弁。配慮していきたいと言われました。
私も含め、基地周辺住民の多くは、国を守ることの重要性は頭ではよくわかっています。爆音に、相次ぐ米軍機からの部品落下事故など、体と心で耐え切れない状況にあります。体は耳が受け付けない、心は腹に落ちない。

オスプレイにあっては沖縄県民、厚木基地にあっては神奈川県民の心に落ちるようにしていただきたい、と発言し、質問を終えました。