どん底っていうものがあるとするならば、それはまだどん底じゃない気がする。今日もどん底、明日もどん底、明後日もどん底、多分1年後はもっとどん底。それくらいの居住まいというか姿勢の方が俺はむしろ健全なように思える。

 と書いてみたが、俺が今最強にどん底というわけではないんだけど、少し元気がないんだ。別に何かあったわけではないんだが。

 今日考えていたんだ。ファイトー戦う君の歌を 戦わない奴らは笑うだろうと、歌詞の一節について思いを巡らしていた。

 例えばサッカーを部活でやってる太郎くんがいる。いくら練習してもレギュラーにはなれない。同じ部活動の先輩やら後輩には下手だなと毎日言われてる。そんな太郎くんは俺って何やってもダメなのかなと落ち込む。

 多分メッシ、ロナウドはそんな彼を下手だとは侮辱しないだろう。

 いつだって最前線にいる選手は何かと戦っている。多分色んなことを言われながらも、もっと上手くなりたいと練習に励んでいるに違いない。

 太郎くんとロナウドはかなりあらゆる状況が違うかもしれないが、ただひとつ同じものがあるとすれば、それは多分この人生の主役は自分だって思っていることだと思う。

 何もかも違う環境だけど、多分主人公にできることは淡々とスライムを倒していくこと、そして最終的にはゾーマを倒すことなんだ。その間にいくら傷付こうがあきらめないで、でも時折休みながら前を向いて歩くことなんだ。

 でも、そんな話聞きたくない、目にしたくない、今苦しんでる人には届かないんだ。時間が解決してくれる問題なんて些細なもんだ。そんな人の力にわずかだけどなりたい。ほんのわずかでいい。でもどうしたらいいか分からない。