「午後から入院しなさい。」
という訳で、本当にあちこち無理の言いまくりでなんとか入院しました
すぐにMRIの撮影といつもの血液検査
今回初めて、脊髄のMRIも撮ることになった
筋電検査は電気刺激を与えて伝わる速さを調べる検査だが
私には痛いのなんのって検査してくれる方に
「こんなに痛いと患者さんさすがに文句を言いませんか」と聞いてみたら
「そういう方もたまには見えますよ」と答えてくれた、そうだろうな
バランスを調べる検査はいろいろ書いてあるボードの上に立ち
目を開けたままと目をつぶった状態で立って一分間づつじっとしてなさい、という検査だ
自分ではうまくできたと思ったのに、検査の項目の中で
異常無しは一か所だけだった
MRIは頭と脊髄、両方とも炎症が出ていて、脊髄の方は一部が傷になっているとの事
歩行障害はこのせいでたぶん治らないだろうと言われてしまった
パルス療法も始まって3日間の点滴の後、
今回はステロイドの経口投与をすることになった
飲んでいる薬の量を少しづつ減らして日常生活に支障がないようにするのが目的だ
という訳でステロイドの副作用を極力減らすため糖分とカロリーを制限することになる
入院生活の楽しみは献立のメニューを見ることだったのに
楽しみにしていたクリスマスのケーキも、成人式のおまんじゅうも
カロリー控えめの、フルーツゼリーと水ようかんに変わってしまった
こういう生活が続くとブラックのコーヒーでさえ甘く感じることを経験した
「10錠飲んでるステロイドが2錠になったらおやつ食べてもいいからね」
先生の声は遠くから聞こえる気がする
つづく