徳島県が誇る三大瀑(轟の滝・大釜の滝・雨乞いの滝)はすべて日本の滝100選に選ばれていますが、私個人的には、大轟(おおとどろ)の滝をプラスした徳島四大名瀑と勝手に名付けています。(ちなみに、個人的には轟の滝・大釜の滝・鳴滝・大轟の滝が4選かなぁ・・・)

 

名前がややこしいのですが、轟の滝で日本の滝100選に選ばれているのは高知県香美市の方です。

そして徳島の轟の滝は、他の九十九滝含めて?轟九十九滝として登録されています。さらに、100選からは漏れていますが、大釜の滝から下流方向に数キロ行くと、「大轟の滝」という名瀑があります。個人的には、この大轟の滝とその上部にある素晴らしい景観が最もお気に入りですが・・・

 

 

実は今回、四国は何とも渇水で雨が降っていなくて注意喚起が出ています。当然徳島も。雨の降っていない中、滝など流れているのでしょうか~

それでは、れっつご~~(昭和のノリで)

 

 6:22 松山市の仮拠点出発(なんと今回,行きは下道で。)

 

国道439号から国道193号線に入って約1時間です。途中がけ崩れや一車線の場所もありますが、思ったよりは走りやすい林道です(四国のスーパー林道の一部)

11:20  大釜の滝到着~

まず駐車場はありません。が、このように2台分停めることができるスペースがあります。滝は車と反対側のガードレース越しに見降ろすことができます。トンネルは下流(小釜の滝方面)へ向かいます。

 

 

 

写真は小さく映っていますが遠目からでも相当な轟音。雨降っていないのにどうして流れているのでしょう・・・

では、滝つぼに向かって降りていきます。駐車スペースから上流側100m以内の距離に降り口があります。

 

意外ときつい下りですが綺麗に舗装された階段ですが、二分も降りればこの位置です。

 

 

さらに下ってみます。(岩場に降りるロープがありましたので難なく岩場に!)

ロープと言っても、小学生でも降りることができる程度の高さです。

難なく大岩を渡り、滝が目の前に来る岩場にスタンバイ!

何という美しさでしょう。雨が数週間ほとんど降っていないとは思えない・・・

残念ながら滝壺には行けませんでした。持参の長靴、戦力外でした。深いし冷たいし・・・

写真の見た目は、ずぶずぶ行けば・・・ぐらいに見えるのですが、目の前の中州にわたるにしても、相当覚悟しないと渡ることはできないと思います。泳ぐか、ゴムボートで渡るか。

水流は本当にきれいですが、8月でも川は冷たいです。しかも体感で徳島市内より―8度といった感じでとても涼しいです。

ちょっと入水の勇気がなかったです。

滝自体は20mほどの高さしかありませんが、周りの景観(約100mの断崖に囲まれている)含めて神秘性が高い名瀑でした。

ちなみに、先週悩まされた吸血虻は、ここにはいませんでした。ヒルもいません。

 

次に800mほど下流にある「小釜の滝」へ車で1~2分程です。

11:50小釜の滝着

駐車場はありませんが、駐車できそうなスペースが複数台分あります。この「大又橋」の地蔵様がいらっしゃる脇道を下ってみます。(ロープがありましたが、すでに切れていて、巻き上げられていました。恐らく元々は水面に達していたのかもしれません。

端からは見えませんが、5mほどの滝のようです。しかし水量はあると思います。そこそこ音がしています。

そんなにきつくはありません。すぐ目の前が滝です。早速降りてみます。


がしかし・・・無理でした。岩伝いに…と考えていましたが、滑って滑落してドボン・・・がオチかなと。

滝は見えませんでした。ここは、完全に泳ぐ覚悟がないと無理です。写真では行けそうに見えますが…沢登装備なら、岩盤伝って平行移動したら行けるかもしれませんが・・・登山スタイルでは絶対無理~

実際とても暗く(画像は明るく修正されていますが)閉塞感もありましたが、いざ写真見ると綺麗・・・・(滝レスですが)

 

ここは10分程滞在して、次の大轟の滝へ約3km

 

大轟の滝は駐車場有りませんが、下側の遊歩道入口から20mほど(カーブ曲がり切った所)に2台分停められるスペースがあります。ちなみに、写真の空きスペースは私有地なので止めてはいけません。

カーブ曲がったところに駐車。反対側のガードレールより全景見ることができます。(大釜の滝と同じだ)

ここでは終われません。実は大轟の滝の上流部50mぐらいの所に神秘的な滝があります。

早速行ってみます。

車での移動の道中に遊歩道の看板がありましたが、そちらは無視します。結局下ってこの道に出るだけなので・・・。

整備されています。

 

2~3分程で、さらに下る階段があります。しかし、気づかずそのまままっすぐ進むと、車での移動中に見つけた上部にあった「遊歩道」の看板にあった場所に出るだけです。

この下には一見するとテーブルとベンチがあるだけなのですが、実は手すり横に川原へとつながる緩やかな崖があります。

危ないというほどではありませんが、靴はしっかりしたものを!

急坂を下る事1~2分程。

川原到着。

いったん対岸に渡り切ります。

そうすると途中までは行けそうです。

いったん岩の上で大轟の滝が落ちる景色を眺めながら昼食です。

対岸の岩を乗り越え

(登っている様子)といっても3mもないぐらいです。

見事岩を超えると・・・

何やら目の前にすごい景色が・・・方向は大轟の滝とは逆方向(上流側)に進んでいます。

奥の奇岩から滝が落ちている音がしますが・・・たぶんぐるっと岩に囲まれている唯一の出口から流れ出ているのだと推測できます。

ん?あのおじさんどうやって渡ったのだろう・・・

あの黄色いおじさんの所に行くにはこの川を泳ぐしか…と言っているとおじさん、泳いでこちらに来てくれました。

と言ってもご自身の私物を取りに来ただけ・・・浅いところでも160cmぐらいありそうです。

よし! 覚悟を決めて! 引き返すことに!笑 冷たい水の中を泳ぐか、ゴムボートか、ドローンで。

(そうそう、徳島はドローン積極的に推奨している自治体があり、恐らくトイドローンレベルなら何も言われそうもないので・・・決まりドローンかな)

でもむなしいので、熱暴走を起こして写真がゆがむなど故障寸前のスマホ(リノ5A)を冷却かねて、水にドボン!

しかも防水カバー無しで!(もともと軽く防水機能あったはずなので、実験)

結果素晴らしい写真が取れました。スマホもひとまず正常です。次からは水中撮影のみに使お

 

一応左岸のつるっとした岩に2mほど登って正面をパチリ。なんかすごいです。

 

さて…ここからが本題です。

いったん、駐車スペースまで戻り、またしても戦力外だった長靴を置き去りに、今度は大轟の滝つぼに降りてみたいと思います。情報がほとんどないので、私が生贄になります。(続)