8月16日の宿 「宝盛荘」について・・・
実は、希望していた宿(ひとみ)が満室だったため、こちらの宿へ。
宿の中に張り紙でサービス代は頂かないため、すべてセルフサービスで!と。
基本的には、タオル1枚に歯ブラシ1個のみ。
お風呂には、ボディシャンプー、シャンプーあります。
楽天の紹介ページには、浴衣有りと書いているが、実際はありません。
気の利いた茶菓子や湯のみはありません。
室内にあるのはTV(無料)のみ。
布団もセルフサービス(その方が勝手に部屋に入られるよりありがたい)
アットホームな宿ではなく、どちらかと言うと、マリンスポーツを楽しみに来た人向けです。
車で2~3分で筒城浜の海水浴場へ行けます。大人数にも対応できるようです。
最大210名対応可能とありました。今まで、アットホームな宿に数多く泊まったことを考えると、ビジネス民宿的な感じもします。
お風呂は広めで綺麗で良かったです。脱衣場に換気扇が無いので熱気がムンムンでした。
宿の方の対応も可もなく不可もなくといったところです。
パックの行程表では、夕食チョイス(壱岐牛)って書かれていましたが、それらしきものはありませんでした。
料理は悪くないと思います。しまし案内パンフに載っていた夕食写真と比べると、見劣りしました。
都会から来る人は、質の高いサービスを日常的に受けているため、田舎の民宿に求めるのは
値段を考えても、そういったレベルのものではない気もしますが、温かさが感じられる宿なら
より良いのではないかと思いました。
外からは、夜にグループ宿泊の若いおにいちゃんたちの歌声(合唱)というか叫びというかが、心地よく聞こえてきていましたが、丸2日ほど寝ていなかったので、さほど気にならずすぐに就寝。
8月17日
おはようございます!
朝食が7:30~と時間が決められていましたので、30分過ぎに大広間へ。
朝食も昨日の夕食同様ご飯のお変わり自由です。
8:00出発。宿の女将さんに「もう行くんですか?」と言われる。そうなんです、ほとんどの
お客さんと違って、私たちは海水浴無しなんですね。本当にもったいないと言うか・・・苦笑
あくまで旅行なもので・・・
しかし、折角 石田地区に泊まったので、せめても日本の快水浴100選のひとつ「筒城浜」へ
キャンプ場も非常に綺麗に整備されていますが、暑さのせいか誰一人としてキャンプをしていません。
透明度の高い素晴らしいビーチです。
近くの漁港の海の透明度も高い!
さて・・・
石田地区を離れ、牧崎園地の「鬼の足跡」へ
この大穴は大鬼が鯨をすくい捕るために踏ん張ってできた足跡で、この時のもう片方の足跡は勝本町辰ノ島の蛇ケ谷にある「鬼の足跡」です。断崖までなだらかな草原が広がっています。
壱岐の中でも代表的な景勝地です。
30分ほど牧崎園地にとどまった後、ようやく、最大の目的地勝本地区へ。
ところが・・・ここで緊急事態発生。もっとも楽しみにしていた、辰の島遊覧が
何と遊覧船の機械トラブルで出港中止との事。最悪の状況に、絶望的なまま、
それでも何とかならないか窓口の方に聞いてみると・・・
午後からは出航するかもしれないとの事。かすかな望みを持ったままひとまず
周辺散策。
10:03 イルカパークへ
10時からえさやりが始まるということで、滑り込みセーフ。
えさを与える時間に、ジャンプしたり姿を見せてくれる。それまでは隠れていることが多いのかな・・・
えさやりは1時間毎。数匹のイルカが飼われている。
予定が大きく変わってしまったので、勝本をぶらぶら・・・
勝本城跡(展望台)より辰の島を眺める
勝本城跡
まだまだ時間があるので、近くのパン工房「夢」勝本店へ。
お盆でお店自体は休みだったにもかかわらず、唯一焼きあがっていたパンを買ったのだが、なかなかおいしかった!
本当は、ここでもしまとくチケットを使う予定だったが、パン1つでチケットを使うことも出来ず、やむを得ず「勝本の朝市」へ。
大幸物産にてお土産を買う。
その後、遊覧船乗り場に行ってみると・・・!13:30に出航することが決定!!!
きせきだぁ~~!
って、冷静に考えて本当に機械トラブルなのか怪しいと感じるようになった。辰の島への海水浴客が多く、本来遊覧使用のはずの船が島上陸用で送迎を行っていた。と言うことは、エンジントラブルと言うわけでもなさそうだ・・・
ひょっとすると、午前の遊覧は客数が少なく一旦中止にして、午後からの客を待ったのでは無いだろうか・・・と感じるようになった。
ともかく良かった・・・!
13:30までに時間があるので、赤瀬鼻へ。海岸までは降りず、神社まで。
この赤い岩石は、火山で噴出した玄武岩に含まれていた鉄が酸化して赤くなったものです。
名前の由来かな?魚釣崎が近くにあり、名のとおり魚釣り(磯釣り)のメッカだそうです。
時間がなくなったので、急いで勝本港へ。
そして、いざ!辰の島観光へ。
ここで、辰の島観光を考えている方へ!
遊覧船は、島を時計と反対周りで回りますので、進行方向の左側に着席すべし!!できれば2Fが良いですが、1Fなら海が間近に見えます。船内はエアコンはありませんが、走っていると涼しいです。
さらに良いのは、遊覧船の先端に立角が一番です。よって、一番最後に乗り込むのがベストかも。
辰の島海水浴場の透明度が非常に高く、本当に「夏の楽園」であることがわかりました。
約40分の遊覧を終えて、フェリー乗り場へ向う途中の出来事。
ここで、追加購入したしまとく通貨もまだ余っていたので、エネオスのガソリンスタンドへ。
満タンでお願いしたのですが、ガソリン代が丁度3,000円??
恐らく、15リッターほど入ったはずなのですが、どうして丁度3,000円になるのか・・・
そういえば、島のスタンドには一切価格が表示されていません。
単純に計算してリッター200円近くになります。
領収書も、3,000円の表記だけでリッター数が記載されていない!!!
島ってこんなものでしょうか???
思ったのは、島で給油すると、ガソリンリッターあたり200円取られると言うことでしょうか。
最初からそれがわかっていれば、島価格として納得できるのですが・・・何となくぼったくり当たり前の外国のスタンドを思い出しました。
15:00頃に芦辺港へ。
最後のしまとくチケットをダイエーで使い、フェリーの乗船手続きへ。
フェリー乗り場は、盆の帰省客の影響もあり、ものすごくごった返していた。
実際、フェリーの中は1等・2等指定も満室で、客が廊下にあふれていた。
2時間15分の間、寝ることもできず・・・
フェリーの出発が15分ほど遅れ、16:30発で18:30博多着。
福岡市内から高速に乗って帰宅途中、中間市で花火が!!!
綺麗だったので、打ち上げ会場ぎりぎりまで行く。
21時ごろには終わるだろうと思い、20:30頃早めに車を動かし始めたつもりだったが、
花火の終了が丁度20:30.
思いっきり渋滞に巻き込まれてしまった。
門司のめかりPAで22時ごろ夕食をとり、30分後に帰り始める。松山到着が午前4時。
無事旅行終了。
総括:
壱岐島は、以前行った隠岐の島々に似ているところがあるが、すべてにおいてサービスが不十分で不快に
感じることが多々あった。行政の観光対策(企画・イベント・観光地ガイドやインフラ整備)は十分整っているのだが、それに民間サービスが追いついていない。
中途半端に都市部(福岡市)に近いこともあるせいか、島全体に田舎特有の温かさが感じられず、にもかかわらず大雑把なところが多いので、想像以上に居心地が悪い。そういう意味では、大らかな雰囲気でも田舎特有の温かさを感じる隠岐島、知夫里島(知夫村)、中ノ島(海士町)、西ノ島(西ノ島町)の方が許せる部分が多く、さらに感動も大きかった。
これだけ、歴史や文化、自然が充実しているのにもったいない限りである。