ピースボート おりづるプロジェクト | ヒロシマ平和公園の四季

ヒロシマ平和公園の四季

「ヒロシマのこころ」とは、報復の連鎖を断ち切ること。
広島平和公園の碑めぐりのガイドをしている"たっちゃん"が、
平和公園の四季を通じて「ヒロシマのこころ」を届けます。

第9回ピースボート「おりづるプロジェクト」の報告会が10日広島で行われ、画像はその時に発表されたもの。爆撃機B-29(エノラ号)によって広島に投下された、ウラン型原爆・リトルボーイをモチーフにした「おりづるアート」です。重さ4トン、長さ4メートル、その中に濃縮されたウラン235が50キロ詰められていた。実際に核分裂反応を起こした量は、1/50にも満たない700グラム余りといわれています。

地上600メートルに出現した直径280メートルの火球から、爆風は秒速440メートル、地表に走った閃光は3000度~4000度、死の灰や黒い雨となって地表を染めた放射能は爆心地から直径5キロ以上にも及ぶという。

広島が「ヒロシマ」という廃墟の街と化した瞬間で、この「悪魔の兵器」により約14万人が犠牲になったという。そして現在までの死者の総数は303,895人になっています。