昨日は太平洋戦争の開戦の日でした。映画「この世界の片隅に」は「こうの史代」原作の作品で、すず(主人公)が戦火の広島・呉の地獄の中をただ直向きに、健気に生きた愛の物語。
圧巻は終戦の玉音放送を聴いたときのすずが見せた心の叫び。怒り。慟哭・・・。なぜここでやめる?だったらなぜ始めた?誰が!?なんのために!?信じていたのに!信じて戦っていたのに!・・・。観終わったあとに多くの観客が気づくはず。
すずのように、みんなこの世界の片隅で、自分にとって大切な記憶を抱きしめて生きているのだと。それにより"日常が戦争に勝る"ことに気づかされる。これは名作として語り継がれる作品の一つになるだろう。
(画像はテレビニュース画面より転載)