核燃料サイクル見直し必至 | ヒロシマ平和公園の四季

ヒロシマ平和公園の四季

「ヒロシマのこころ」とは、報復の連鎖を断ち切ること。
広島平和公園の碑めぐりのガイドをしている"たっちゃん"が、
平和公園の四季を通じて「ヒロシマのこころ」を届けます。



先日の「もんじゅ、廃炉に向かう」、のニュースに関連して、核燃料サイクル(プルサーマル計画)が実現不可能の見通しとなった。今日はこの問題を取り上げる。

原発保有国の共通の悩みは、使用済み核燃料の再利用と最終処理の問題だ。それは「使い道もなく、消費のめども立たないプルトニュウムを蓄積する核燃サイクル」は、再処理工場の不首尾や「もんじゅ」の稼働不可能な現在、核兵器にも転用可能なプルトニュウムはすでに47.9トンになっている。

これには次のような意見も上がっている。
・この猛毒のゴミを、何万年も(人類滅亡まで)多額の税金かけて面倒見なきゃならんとは。これ以上増やすな! 原発やめろ!
・原爆の材料であるプルトニウムを、唯一の被爆国たる我が国がこんなに溜め込んで。世界の人々はこの事をどう捉えるのだろうか?