ふたつの太陽 | ヒロシマ平和公園の四季

ヒロシマ平和公園の四季

「ヒロシマのこころ」とは、報復の連鎖を断ち切ること。
広島平和公園の碑めぐりのガイドをしている"たっちゃん"が、
平和公園の四季を通じて「ヒロシマのこころ」を届けます。

$ヒロシマ平和公園の四季-向日葵

背景のなき 向日葵や 爆心地   俳句甲子園入選句 (松山東高)

天風録には「原子野にきっぱり立つ大輪は深い祈りの象徴か。ヒロシマの夏を鮮やかに切り取り、強い印象を残す」とあります。ヒマワリと太陽そして原爆は負の連鎖としてヒロシマに深い影を落とす。ところでふたつの太陽といえば・・・

~みんなひとりぼっちで 死んでいった 人間が人間を焼き殺す ふたつの太陽は もう要らない~

これはシドニーの絵本童話作家の森本順子さんの詩の一節です。

若い高校生が素直にヒロシマの痛みを向日葵の俳句に詠んだ姿勢に感動を覚えます。