羅い舞座京橋劇場へ。
今月は劇団天虎が公演中。
昨年のオーエス劇場での公演の時にもやっていた、前狂言、舞踊ショーを挟んでの切狂言という、お芝居二本立ての日でした。
前狂言は「星降る街角」。
クズ屋を営んでいる甚助(七星泰河座長)は、色男の銀ちゃん(南條のぼる座長)と浮気しているおかあちゃん(幸妻弥枝さん)から、家を追い出される。
甚助の一人娘のおきみ(彩姫ちゃん)もまた、金貸しの金兵衛(光はじめさん)のところに、借金を帳消しにするために嫁に行くことを拒んだため、家から追い出される。
家から追い出された甚助とおきみは、二人で川に身を投げて死のうとするが、そこに通りかかり、二人を止めたのは会社社長脇原庄兵衛(梅澤秀峰さん)とその運転手木村(七星英雄さん)であった。
二人をかわいそうに思った庄兵衛は、おきみを女中として雇い入れることにしたのだが、甚助とおきみ、そして庄兵衛には、深い因縁が・・・
彩姫ちゃんの演じたおきみちゃんが、可愛らしくて健気で父親想いで泣かせます。彩姫ちゃんの流す涙は、本当にキレイ。
彩姫ちゃん。今月は大役にたくさん挑戦中。
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藤間美香座長。お芝居では、社長夫人ですが実は・・・という役どころ。おきみを抱きしめる時の、優しさと切なさを帯びた顔が美しかった。