羅い舞座御所店へ。


劇団丞弥。

千秋楽まで壱成さんがゲスト出演。

この日は「大江戸屋根の下」というお芝居。


清吉(天海翼くん)は、来月には夫婦になるおみつ(風舞ちゃん)から、母親が病気で、このままでは永くなく、治すには唐の薬が必要で、どうしても十両いる、吉原に身を売るしかないと打ち明けられる。

自分が何とかするとおみつと約束した清吉であったが、十両もの大金、あてもなく途方に暮れていたところに、両替商の中から金を数える声がする。

両替商に忍び込み、十両を盗んだ清吉。運悪く、その屋の奉公人忠七(すばるさん)に見つかり、揉み合いとなる。そのうち、忠七が持ってきた出刃包丁で、清吉は忠七を刺し殺してしまう。忠七の手には、揉み合った際に破れた清吉の片袖が残されていた・・・


下手人を探す銭形平次(壱成さん)。辿り着いた長屋にいたのは、以前お縄にしたことのある、浅草小僧の金之助(丞弥座長)。金之助は島送りから戻ってきて以来、カタギとして全うに働いているという。

平次は、証拠である半四郎染の片袖を見せ、この着物を持ってる者を探してほしいと協力を仰ぐ。

その片袖は、金之助の弟、清吉の着物と柄が同じであった・・・


ここから、兄の弟に対する愛情の物語になるわけですが、死を覚悟して弟を守ろうとする金之助が何とも切なく、丞弥座長がまた、その切なさがよく似合う。




澤村丞弥座長。



天海翼くん。弟清吉、熱演でした。



ゲストの壱成さん。座長との相舞踊だけじゃなく、オープニングから三人舞踊、ラストまで大活躍。


澤村静華さん。両替商の女将さん役でした。


澤村すばるさん。


澤村風舞ちゃん。