![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240227/01/tacchan-tetsuraku/06/c0/j/o0640048015406473510.jpg?caw=800)
模型店に行ったら、エンドウの新製品であるプラ製の小田急3000形SE車とSSE車がウインドウに展示されていた。3100形NSE車に続く往年のロマンスカーの模型化だ。
世代的にSE車時代は知らないがSSE車はズバリの車両なので、しげしげと眺めてしまった。一見して、SE車とSSE車とで塗装の色調にずいぶん差をつけているのが印象的。ロマンスカーの色調は時代によって異なっているが、かなり思い切った仕様にしたものだ。
前頭部の造形はプラ製ならではの仕上がりだが、自分の頭のなかにある実車のイメージとはちょっと違う気がする。贅沢なレベルの話だが、少々流麗過ぎるのだ。この時代の電車は、スマートな流線形のなかにも少々の無骨さが同居していた。部分的にやや線の細さを感じるのと、艶々の塗装仕上げも加わって、美化され過ぎている印象がある。些細なところにケチをつけているようで申し訳ないのだが、さんざん実車を見て乗った世代だから、どうしても辛口の視点で見てしまう。
以前に当ブログで紹介している通り、既にブラスモデルを保有しているので、今回は予約を入れなかった。現物を見て気に入ったら買おうと考えていたのだが、残念ながらその気は起らなかった。
実際に手にとらないと走行性能などは分からないので、帰宅後、ネットで検索をかけて購入した方のレビューをチェックした。前作のNSE車に比べて連接部の構造はだいぶ改良されたようだ。
早速、動画もUPされていたが、走行シーンでは座席の枕カバー表現が効果的。プラ製品としてはなかなかのお値段だが、SSE車を二編成購入して重連運転を楽しむ人もいたのは、メーカーの思惑通りだろう。
前面の愛称名はシール式とのこと。SSE車の時代設定は更新前なので、大井川鉄道時代(冒頭の画像)も再現出来そうだが「おおいがわ」は含まれていないようだ。大井川鉄道に譲渡された編成は座席のモケットが青だったから、あえて避けたのかな。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240227/02/tacchan-tetsuraku/53/f3/j/o0640048015406480123.jpg?caw=800)
車番についての案内ミスが指摘されている。小田急の車両は新宿寄りが若い番号になるので、営業上の号車番号とは順番が逆になる。車番の貼り間違いにご注意を。
天賞堂から発売予定の7000形LSE車も、間もなく原形タイプからリリースされるようだ。予告が出たままなかなか発売されない製品が多いなか、たまたま発売時期が重なってしまった小田急ファンは購入の予算繰りが大変だ。