追悼、矢島秀夫さん | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。


 11月も下旬。喪中はがきが届く季節になった。
 そんななかの一枚を見てビックリ。カワイモデルに長くお勤めだった矢島秀夫さんのお名前があったのだ。ご家族が知らせてくださったのだが、えっ?うそでしょ?と、しばらく思考が停止してしまった。
 神田須田町にあるカワイモデルは我が家から比較的近く、昔は都電で行けたことから、小学生の頃から通っていた。だから矢島さんは「カワイのお兄さん」として、40年以上の長きに渡り、ずいぶんとお世話になった。
 子供のお客に対しても丁寧な接客をしてくれたのが同店のスタッフ。子供の小遣いだから大した買い物もしなかった(出来なかった)のだが、鉄道模型の基本的な知識や工作法を教えていただいたものだ。最近の量販店中心の模型業界では難しいであろうコミュニケーションがあった時代で、同じような思い出を持つお客さんは多いのではないだろうか。
 その後も矢島さんがカワイモデルをお辞めになるまで、同店を訪れる都度、鉄道談義や模型談義をさせていただいた。近年は「撮り鉄」活動にも積極的で、お店が休みの日にはよく出陣しており、たびたびその成果(作品)を見せていただいたことも楽しい時間だった。
 今年のお正月にも鉄マインドが溢れた写真をあしらった年賀状をいただいている。お元気でご活躍の様子だったのだが、体調の急変があったらしい。
 享年71歳というご年齢での急逝は残念な限り。本当にいろいろとお世話になり、ありがとうございました。
 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

追記:画像は2004年にお店で撮らせていただいたもの。写真なんか載せるなよ・・と怒られそうだが、思い出の一枚として使わせていただいた。どうかお許し願いたい。