富山地方鉄道の前面展望DVD | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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 先日の記事にUPした富山地方鉄道の画像を見ていると、久しぶりに乗りたくなってきた。しかし、なかなかスグにお出かけ…というわけにもいかないので、前面展望DVDが出ていないか探してみた。
 いわゆる前面展望DVDとしては発売されていないようだが、検索に引っかかったのがこのDVD。鉄道アイドルが富山地鉄を訪問するという内容だが、よく見ると特典映像として特急うなづき号の前面展望映像が付いているではないか。
 発売が関西テレビなので、そんなに酷いものではないだろうとは思ったけど、内容が確認出来ない特典映像のために定価を投資するのももったいないということで、中古DVDを探してみたところ、お手頃価格で状態良好な品が見つかった。
 ファンの方には申し訳ないが木村裕子嬢にはあまり興味がないので、本編を飛ばして早速特典映像を視聴。電鉄富山駅から宇奈月温泉駅まで、一時間強の旅が収められている。おまけ扱いの特典映像なので、収録日や収録列車などのデータは一切記載されていないが、DVDの発売が2008年なのでその頃の映像だろう。
 電鉄富山駅を発車すると、北陸新幹線の高架橋はまだ気配もなく、北陸本線のすぐ横を並行して走る。北陸本線からの乗り入れ用連絡線も確認できる。季節は冬の終わりといった感じで、ところどころ線路際に雪が残っている。
 さてこのDVD、観ていると不思議なことが起こる。電鉄富山駅を出発する際、後方確認ミラーに映った画で、カメラを積んだ車両が16010形(初代レッドアロー)であることが分かる。そして立山線が分岐する寺田駅で、同じ16010形と交換する。ところが終点が近い浦山駅でまた16010形と交換するのだ!
 いつの間にか16010形が三編成に増えたのか?いやそんなわけがない。考えられるのは、富山地鉄本線は上市駅でスイッチバックするので、その際カメラの移動が間に合わず、後続の列車(もしくは別の日)撮りを行ったと推測される。そこで上市駅以降、各駅を通過する都度、ミラーに映りこみがないかをチェック。ミラーの角度が微妙でなかなか映っている姿がなかったのだが、遂に発見。やはりレッドアローから地鉄カラーの電車に変わっていたのだが、画質が甘いので形式はハッキリと確認出来なかった。
 電鉄黒部駅を過ぎたあたりから次第に山間部へとレールが入っていく。カーブと勾配、そして積雪量が増えるなかを進み、宇奈月温泉駅に到着。今は廃車になってしまった地鉄オリジナル車との交換風景が楽しいが、特急が全廃されてしまった今、豪快に中間駅を通過していく運転そのものが貴重になってしまった。